今日は、っちゅ〜か、今日も連続夜勤の中休み。

15日はピアニストY先生との初ピアノ合わせがある。昨日はバッハ「Bist du bei mir」とモーツァルト「魔笛」パミーナのアリアのピアノ合わせ前の最終チェックと、6月ヤンクミ一座の演奏会で歌うヘンデル「エジプトのジュリアス・シーザー」のクレオパトラのアリア5曲のうち新しく追加で歌うアリアとレチタティーヴォの練習と確認作業。
いつもの如く、スタジオ練習ギリ直前まで寝て、慌てて起きてスタジオへ直行。
今日は、いつも通り3時間スタジオが取れたので「エジプトのジュリアス・シーザー」のセストのアリア「Cara speme」とセストとコルネーリアの2重唱の譜読みもしようと思って来たのだが、例の如くこれまたセストのアリアの楽譜を忘れて来た(超苦笑)とゆ〜か、クレオパトラの他のアリアの楽譜と取り違えて来た。
まあ、仕方が無い。
最近、また疲労マックス状態だなあぁ・・・・・・・・・・。

とか思いながらも、セストとコルネーリアの2重唱から譜読み。もうDVDで相当観てるし聴いてるので、音取りはほぼ苦労せず。
但し、やっぱコルネーリアはコントラルトの役なので、音域が低い。
でも、これは本当に昨年のクレオパトラのアリアの勉強のお陰か、中低音域〜低音域がクリティカルに響きが当たるようになって来た。無論、私はソプラノだから、低音域を無理くり張り上げようとして声を出しても、響くワケが無い。だから、声量は飽くまで無理無く声を響かせる事の出来る範囲内に限られるのだが、それでも5線の下の音域が、非常に響くようになったという実感はあった。まあ、2重唱なんだから、それ程声量も必要無いと考えているので、これは良いカンジ♪
結構以前からアンサンブルの勉強はやりたかった。数年前に、モーツァルトの「フィガロの結婚」のスザンナや「ドン・ジョバンニ」のツェルリーナの2重唱は勉強して演奏会で歌った事はあるけれども、飽くまでも「お勉強のため」だったので、ちっとも楽しくなかったし、逆に苦痛だった。
けど、勿論今回私が友人の練習に付き合う(便乗とも言う)事とは言え、ソプラノの私がコントラルトのコルネーリアの曲を歌うとゆ〜事は、相当にイレギュラーな事だし恐らくウィーンに行ったらまたN先生から、

「Only study, concert No!!!」

と、ハリセンが飛んで来るであろう事は全く想像に難く無い(死)
でも、もともと私がヘンデル「エジプトのジュリアス・シーザー」のクレオパトラ役を全幕通して勉強しようと考えてDVDを購入して観た時に、
「私はクレオパトラよりもコルネーリアの方が歌いたいよおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・」
と、真剣に考えたものだ。毎日DVDを観る度に、
「なあぁ〜〜〜んで私はコントラルトに生まれてこなかったんだっっっ!!!!!?????」
と、一人部屋でぶつくさ文句を繰り返していた。だから、今回は友人の練習の便乗とは言え、コルネーリアを歌える事は、超嬉すぃ♪クレオパトラよりもコルネーリアの方がキャラ的に好き♪

で、2重唱のコルネーリアの譜読みをざっと終わらせてから、今度はクレオパトラのアリア「Non,disperar」と「Se pieta」のレチタティーヴォの練習。「Non,disperar」は基本的にallegro ma non troppoなのだが、速度をどの程度に設定するかの調整に時間がかかった。allegroの基本120で始めてから徐々に速度を少しづつ下げて行った。最低でもメトロノーム100位で調整したかったのだが、私の声質がそれ程細く軽い訳では無いので、結果的に現在はメトロノーム94〜96で調整となった。歌い慣れて発声でもう少し軽めに調整出来れば、もう少しテンポアップ出来るかも知れない。アジリダの部分を、なるべく少ないブレスで歌い切りたいので、その程度のテンポに落ち着きたいと考えている。今後は歌い込んで慣れて行く事が一番。
「Se pieta」のレチタティーヴォは、これはちょっち大変(苦笑)この曲は、曲自体が本当にドラマティックな曲だし、中高音域のロングブレスは続くし、全く抜けるトコロの無いアリアの上に、レチタティーヴォからドラマティックな表現が必要。しかも、クレオパトラの数少ないシーザーへの愛が語られるレチタティーヴォなので、ドラマティックなフォルテと柔軟なピアニッシモと、声の緩急が表現として必要不可欠。今日はフォルテとピアニッシモのバランス配分を主に行った。こ〜ゆ〜表現を自分自身の解釈で脳味噌をフル叩きで考えて無い知恵絞って歌う事は非常に大変なのだが、全幕通して勉強するなら、もはや避けて通れない。まあ、このような勉強を自主的に行えるようになったという事自体は、成長の証なのだから喜ばしい事ではあるのだが。


ヘンデルの練習を約半分の時間で終わらせた後は、ようやくバッハとモーツァルトの練習。
と言っても、後は確実な暗譜と最終確認作業だけなので、余り歌い込み過ぎない程度に留める。15日のY先生とのピアノ合わせが終わってから最終的に固める調整を行った方が良い。
今日はバッハ「Bist du bei mir」はざっと通しただけ。前回の谷岡先生のレッスンで指摘された、中低音域に照準を合わせて声の響きのポジションを取る事をチェックした。4小節ブレスに関しては余り拘らない事にした。まず、バッハの声楽曲の発声の確立から慎重に勉強して行こうと考えている。前回の谷岡先生のレッスンで初めて歌ったバッハ「シュメッリ歌曲集」も視野に入れた勉強を行って行かなければならない。でも「Bist du bei mir」は歌い慣れてはいるので、今日は本当に通しだけ。

モーツァルト「魔笛」パミーナのアリアは、アジリダの部分のブレス箇所の確認作業を主に行った。今迄この曲はメトロノーム60でテンポ調整して来たが、アジリダのブレス箇所の問題が持ち上がったため、テンポの再確認作業を行わざるを得なかった。基本的にアジリダ部分はノンブレスで行く。でも、普通のAndanteでこのアリアを歌うという野暮な真似だけはしたくない。ダサッ(古っ)
一応、メトロノーム76の普通のAndanteからパミーナのアリアを歌い直してみた。テンポ76。こんなお急ぎの悲しみがあっていいのか???あるワケないだろ!!!有り得ない!!!ちゅ〜こって、やっぱりテンポ70以下で再調整(爆)よくもまあ、みんな世のパミーナ歌うソプラノ歌手は、こんな早いテンポで愛と死の悲しみの表現が出来るなんざ、お上手な歌手が多いんだなあぁ(爆)まあ、私はモーツァルトあんまし好きぢゃあないしぃ、あんまし向いてないしぃ、オペラ全幕通して歌う事も無いしぃ、好きなよ〜に歌うさあぁ♪とゆ〜事でテンポ調整を行い徐々に遅くして行ったトコロ、テンポ64〜68ならばパミーナのアリアのアジリダ部分はノンブレスで歌える事が分かった。
もともと前回の谷岡先生のレッスンでも、

「やっぱり、あなたのパミーナのアリアのテンポはちょっと遅いのよ。アジリダをノンブレスで歌う事はあなたなら十分可能だと思うから、もう少しテンポ上げてみる気は無い???」

と指摘されていた。勿論テンポアップの状況は十分に想定内だが、あくまでもメトロノーム70以下というのが最低限度の譲歩条件。でも、テンポ64〜68でアジリダがノンブレスで歌えるなら、この程度は許容範囲内だろうな。とゆ〜事で、メトロノーム64のテンポ調整でざっとパミーナのアリアを通して、本日の練習は終了、きっちり3時間でした♪
しかし本当に不思議なのだが、パミーナのアリア、スタジオ練習の一番最後に歌っても、ちっとも喉に疲労を感じない。逆に、ヘンデルやバッハを散々歌った後にパミーナのアリアを歌うと喉の調子が良くなる気がするくらいだ。結構な高音域、2点hとか、ガンガン出して歌ってるのに。
この事に関して前回のレッスンで谷岡先生に相談してみたら、谷岡先生が、

「ああ、このパミーナのアリアはねえぇ、ヨーロッパなんかで歌ってる一流の歌手達が、朝イチで自分の発声を整えるために良くパミーナのアリアを歌うっていうくらい発声にはとっても良いアリアなんだって私の先生が言っていた事があるのよ。だから、あなたがパミーナのアリアの練習は長時間平気で声帯に疲労が感じないと思う事は、きっと正しい事だと思うから、それで良いと思うわ」

との事だった。ふ〜ん・・・ど〜りで1時間歌いっぱなしでも声帯に疲労を感じない筈だわ。


スタジオ練習が終わった後は、病棟の看護師飲み仲間と、宴会!!!!!
本日のメンバーは「不思議」な私と「毒物」と「信念」と「希望」な3名、4人で大騒ぎ(自爆)
成分解析は今日も話題になった(爆)
やっぱ、たまにはストレス解消しないとねえぇ〜♪

さて、寝るか。