晴れの日はANDANTE

私のライフワークである歌曲やオペラ、日々の練習やレッスンについて、気ままに綴っていきます。

2008年09月

20分演奏会の【功罪】1

今までの川崎の某ホールでの演奏会を止める理由は幾つかある。今年3月の《公開レッスン事件》が一番不愉快な理由だが、私が「このままではマジで激ヤバ」と自覚した大問題がある。今まで私が演奏会で歌った演奏時間で最も長いのが川崎のホールの演奏会20分なのだが、それが原因で蟻地獄に嵌まり込んでいる事にようやく気が付いた。私は、イタリア歌曲だろ〜がイタリアオペラだろ〜がドイツ歌曲だろ〜がドイツオペラだろ〜が、どんな曲を歌っても《20分歌い切り発声》なのだ。20分で演奏が終わるので20分で声帯も声量も体力も何もかも使い果たす発声にいつの間にか慣れてしまった。これが発声の最悪な弊害となっている事にようやく気付いた。きっかけはミルヒー先生にヴィオレッタの【E strano】のレッスン受けてから、オクレール先生に【La Traviata】ヴィオレッタ全幕通してのレッスンをお願いして譜読みを始めてから。20分では歌い切れない曲、高難度のアジリタを長時間こなさなければならない曲は、自分の声帯の持てる力を極限までエコ使用、且オペラ全幕通してバランス良く歌うための発声に切り替えなければオペラを全幕通して歌う事は不可能、下手をすると自分の声帯を潰してしまいかねないのだ。続きを読む

転機1

ギャラリーカフェでの出会いから数日・今後の勉強方法・演奏会の選択・演奏会の選曲の考え方・ウィーンや草津のセミナーに対する考え方・姿勢・焦らず怯えず他人の何倍かけても勉強する事の意義を考え続けた。昨日の休日は久々にレッスンもスタジオ練習も中止。焦らず慌てず、仕事で疲労困憊しきった体に優しくする事が今の自分にとって大切な事だと考えた。そして、ある幾つかの結論を出した。
.ぅ織螢歌曲&オペラに関しては、来年演奏会に乗せる予定だったベッリーニ歌曲とヴィオレッタとジルダは、来年以降に延期する事。その代わり来年はヘンデル没後250年のメモリアル・イヤーなので、今まで勉強して来たヘンデルを全て勉強し直して演奏会に乗せる。
▲疋ぅ腸龍福ドイツオペラに関しては、今年12月にシューベルト歌曲4曲の演奏会は中止する。その代わり、来年シューベルトの選曲を変更して、ウィーンのセミナー受講の直前に演奏会に乗せる。しかしシューベルトだけでは無く、ベートーベンの歌曲とオペラアリア、シューベルト歌曲を今までレッスンを受けた曲を選ぶ。ちなみにシューベルトに関しては「野薔薇」「鱒」「菩提樹」「セレナーデ」をメインに、「こびと」は中止・見送りとした。続きを読む

新しい出会いはvol.35

自分もまがりなりにも人前で演奏するのであれば、聞き手に空気の変化を感じさせるだけの気迫、集中力、緊張感を現せなければならない。そういう演奏が出来るようになってこそ、ようやく演奏家としての一歩が踏み出せるのではないのか?私もあんなふうに演奏できる歌い手になりたい、そう痛感した。もの凄く良い演奏を聴かせて頂けたし、とても良い勉強になった。
ヴァイオリンの音はとても素晴らしかった。音が全くブレない、揺らがない。ビブラートは力強くパッセージは正確かつ軽やか。発声のヒントとイメージが沸いた。やはり生演奏は良い。勉強になる。これからは、仕事に疲れたとばかり言っていないでなるべく生演奏を聴かなければいけないな〜と反省した。
最後に、お互いの連絡先を交換して、次の演奏会の御案内を頂いて帰って来た。
家に帰ってから、オクレール先生にメールでこの事を報告したら、
『それは良い勉強になりましたね〜♪』
と言われた。
何だか今まで自分が悩んだり凹んだり腐ってた事がもの凄くちっぽけで情けなく思えた。開き直る方向性が随分違ったな〜と反省した。ウィーンを目指す元気を貰えた気がした。その日教えて貰った事は絶対忘れたく無いと思った。続きを読む

新しい出会いはvol.25

流石、長年数々の修業、演奏を続けて来た大先輩達。言う事全て肝が座っててブレない。ストレートで飾りが無い。段々と私の《お悩み相談室》の様相を呈してしまった(滝汗)それでも雑談を交えて話しを聞いて下さった。
な〜んだ、ドイツ語話せなくたってドイツ語直されたって他人の2倍3倍時間が掛かったって別に良いんじゃないか〜(笑)なにげにサラっとそう得心してしまった。凄い説得力だった。
お悩み相談ばかりでも良く無いので、バロック音楽の話しをした。私はバッハが大好きでバッハの平均律はヘンレ版の楽譜を2冊見ながらCDを聴くという話しをしたら、ピアニストの話題になった。私は看護学校の音楽の先生に勧められてリヒテルのベーゼンドルファーの録音を持っている話しをしたら、そこから《平均律考察》になった(笑)ピアニストさんが、
『私達の時代はリヒテルしかなくて、リヒテルが一番で、リヒテルがバッハだったんだけど、私の知り合いに以前言われたんだけど【リヒテルのバッハを聴くと、バッハじゃなくてリヒテルを聴いてる事になっちゃうんだよな】って言われて。それからは、もっと親しみやすい身近なバッハでも良いのかな、と思うようになって(笑)』と話された。続きを読む

新しい出会いはvol.15

ここ2ヶ月前位から、駅前の回転寿司屋にたまに行くようになった。と言っても寿司よりアルコールの消費量の方が断絶多いのだが。その回転寿司屋のすぐ近くにギャラリーカフェがあるという事につい先日気が付いた。カフェは階段を少し上がったマンションの1階にあるので今まで見えなかったのだが、カフェのインフォメーションにチェンバロの演奏会の案内が貼ってあったので、階段を昇って店内を覗いたら何とグランドピアノが置いてあった。そこで早速カフェのオーナーに話しを聞いたら、演奏会もOKという事で案内を貰って来た。そのカフェは開店1周年で今まで出演した演奏家が無料でフリー演奏をするので是非来てみては?と勧められて先日行って来た。その日はヴァイオリンとピアノのソリストがバッハとヘンデルのヴァイオリン・ソナタを演奏していた。
凄い上手い!と思いながら聴いていたのだが、プロフィールを見てびっくりした。ヴァイオリンは桐●卒でジュリアードを首席卒でイギリスを始めとしてヨーロッパに長年留学していたし、ピアニストも桐○卒でソロ・リサイタルに多数出演しているという強者女性二人だった。私が聴きに行ってからも延々2時間ぶっ続けで演奏していて物凄い集中力だった。続きを読む

そして、こだわりの声質vol.25

私がオクレール先生に言った事は、
「自分の声に対する認識を変えないといけないのではないか?」
という事だった。スピントだからスピントの曲だけ歌うのでは駄目で、ちゃんとしたスピントになるためには鍛える方法論を変えなければならないのだと考えたからだ。しかし、オクレール先生からは私が予想もしないような答えが返って来た。『あなたはコロラトゥーラやレッジェーロでは無いし、リリコより太いなら・・・、消去法でも限られてくるからねぇ。でも別に認識は変える必要は無いんじゃない?正しい発声をしていれば自然に声はそのように育ちますからね〜』
絶句。声楽の勉強始めて8年目になるが、こんな事を言った先生はオクレール先生が初めてである。マジでピアニストなんかい???と思う程である。それで、もう声質にこだわるのは止めた。私が目指すべきは声質というよりも《正しい発声》だから。まず、ミルヒー先生やオクレール先生の消去法は間違っている事は無いと考えられる。しかし、オクレール先生の一言で声質に対する迷いが晴れた気がする。
だから、もうヴィオレッタもジルダもアレルギー反応なくても勉強出来そうな気がする。まあ、出来如何は別としても(自爆)

そして、こだわりの声質vol.15

と言う訳で来年の演奏会はヴェルディ【La Traviata】からE stranoと【Rigoretto】からCaro nomeを歌う・・・予定・・・ただ、本来の私であれば天地がひっくり返るかお天道様が西から昇る位の勢いで大騒ぎしている。
「ヴィオレッタもジルダも私の声質と全然違う!!!」
私は、自分の声質と著しく違う曲をわざわざ苦労して辛く苦しい思いをしてまで歌いたいとはこれっぽっちも思わないし、そんな勉強は私には不必要だと考える。別に今から音大目指す訳じゃなし、プロ目指す訳じゃなし。基本的にはのだめ同様《自由に楽しく歌って何が悪い?》
とゆ〜のがベースだ。だから、自分の声質に合う曲ならどんな苦労もするし我慢もするが、それ以外は真っ平御免。余計な無駄骨を折りたく無い。そんなに暇な状況で歌の勉強してる訳では無い。余力はゼロ。無駄は省いて当然♪
そ〜ゆ〜訳で今までエコ勉強形式で頑張って来たのだが、事態が少しづつ変化して来たのはミルヒー先生にレッスンを受けるようになって暫くしてからである。確か、去年演奏会でヘンデルのオペラアリアを3〜5曲歌ったのだが、ヘンデルの練習を始めた頃からミルヒー先生が仰せになった。
『あなたの声、ホントにスピントだわ』続きを読む

ミルヒー大先生の荒療治vol.25

さあ困った(爆死)練習やレッスンだけならまだしも、本番の板の上に乗せるとなると話しは大いに違う。自分がいつも言ってるように「勘違い」呼ばわりされるのは目に見えている。さあ、可憐な恋にときめくジルダをどのよ〜に歌えば宜しいのでせうか???私が藁をも掴む思いでメールしたのがオクレール先生だったのだが、当のオクレール先生からは、
『予言が当たったね〜
と超楽しそうな返信メールが返って来た。流石、のだめな先生方はいつも愉快で偉大だ。いつも不肖の弟子の行末を愉しんでおられるご様子。【La Traviata】と同じくカロノメも神様のお告げなんだろ〜か・・・・・
ミルヒー先生が仰せの事には、
『でもさ〜、カロノメは確かにあなたの声とは違うけどさ〜、今までとは違う事が出来るって事だからね〜、良くない???』
流石、芸術家ミルヒー大先生&オクレール大先生。畏れ入りました。一番心配して不安がっているのは不肖の弟子ただ一人である事を、お二人とも預かり知らないトコロのハナシらしい。取り敢えずドン・カルロのエリザベッタのアリアは中止してカロノメの譜読みを再開せねばならんのは確実なようだ。また、眠れない日々と酒量が増える日々が続きそ〜である(合掌)

ミルヒー大先生の荒療治vol.15

今日は久々のミルヒー先生のレッスンだった。久しぶりのため、発声にかなり時間がかかったのだが、ベッリーニ歌曲2曲とヴェルディ【ドン・カルロ】のエリザベッタのアリアを初めてみて貰った。相変わらず気合いたっぷりのレッスンで付いて行くのが精一杯だったのだが発声は以前より良くなったけど『まだ太い!!!』と言われた。自分で練習している時も随分気をつけて慎重に発声練習時間をとっているのだが、まだまだ努力が足りない様子。まあ、こればっかしは気長にやって行くしか無い。ベッリーニ歌曲2曲は『歌曲だからと言って軽く流して歌わないように、オペラアリアだと思って歌わなきゃダメよ!』と指摘されたが、何とか形にはなったので初レッスンとしてはまずまずだが、これからがまた大変だあ。レッスン時間切れ寸前だったのだが、ヴェルディの【ドン・カルロ】のエリザベッタのアリアを少しだけ聞かせて欲しいと言われたので歌った。歌ったのだが、エリザベッタのアリアを聞いた直後、ミルヒー先生は私が想像もしなかった一言を仰せになられた。
『カロノメは〜???歌わないの〜???え?練習だけ〜???そんなもったいない事言わないで歌ったらいいぢゃな〜い!!!』続きを読む

究極は「個人の自由」1

高いお金を払ってわざわざ草津までセミナーに受講してもそれなりのメリットは充分すぎる程ある。受講者は自分のプロフィールに《草津国際音楽アカデミーに参加、ヒルデガルド・ベーレンス氏に師事》とか書けちゃう訳だから(苦笑)ま、それが目的でも何等問題は存在しないので私には関係が無い。願わくば今後お会いする事の無いよ〜に(^з^)/チュッ
本当に印象的だったのはベーレンス氏が若いソプラノに何度も同じ修正指示を出しているのに、結局最後まで自分のいつもの通りに歌ってレッスン終了したお嬢さん。レッスン中、ベーレンス氏は固まってしまっていた。思い出すと笑える光景なのではあるが、ウィーンで自分がどんなぬに最低のコンディションであったとしても、それだけはやるまい。セミナーのレッスンや公開レッスンというのは、所謂集中力の問題だと思う。それこそ自分と周囲を比較して悦に入っている場合では無い。集中力の維持、それは精神的強さであると私は考えている。

腹が立つついで1

ベーレンス氏の受講を見学して真面目に考えた。ふざけるな。お前等はベーレンス氏に何を学びに来たんだ?わざわざベーレンス氏に発声か?ディクショか?何にも考えぇ てねえのか、お前等は(激怒)とかなり素直に考えた。だって超悲しい事に、マジに指摘受けてる事は、私がハリセン先生や谷岡先生やミルヒー先生やオクレール先生に指摘を受けてる事が圧倒的に多い。高音域のポイントの当て方やブレスの流し方、レチタティーヴォは歌うのではなく台詞を喋るように、連続して続く同じ音階はどんどん下がりやすいから音程の維持に努める事、音程が跳ぶ時はその前の小節から体の準備をしなければならないetc・・・。貴方方は、自分の先生からそ〜ゆ〜事を習って来てないのか???私は仰天した。極めつけが、ベーレンス氏が何度同じ箇所を指摘・指導を繰り返しても全く改善しなかった人。集中力が余りにも足りなさすぎる。要するに、基礎技術の指導が余りにも多く、こんなもんなんかい?と些か失望に近いカンジだった。中には、恐らく受講者が最も得意とする曲を受講曲に持って来て、微妙な表現や難しい低音域の勉強方法や注意点など、ベーレンス氏に何を学びたいのか明確な目的を持っていた受講者もいた。続きを読む

水前寺清子と坂本九1

最近この2人の歌がやたらと頭を駆け巡る。ちなみに私の場合は「三歩進んでニ歩下がる」とゆ〜よりは一歩進んで五歩下がるカンジで、「上を向いて歩こう」とゆ〜よりは後ろを向いて歩いてるカンジ
ここの所オクレール先生とメールやら電話やらで話し合いしてるのだが、かなり意見が違ってたので疲れていた。私としてはウィーンや草津には行きたいが場違い・お門違いだと考え、オクレール先生は行きたいなら行けばいいし行くなら何を学びたいのかしっかりした目的が必要だと。全然会話噛み合ってないもんで、かなり草臥れ切っていた。
大体にしてウィーンやら草津やらを目指すようになってからやらなければならない事がいきなり増えた。手始めに谷岡先生が「あなたの目標はワーグナーなんだから、ドイツ語を話せるようになって自分のドイツ語で歌えるようにならないといけないと思う」と。それを聞いて私は仰天した。今仕事で月15日夜勤をしている。要するに二日に一回の割合で夜勤をしている。しかもイタリアオペラでは「La Traviata」を全幕通しで勉強して来年は「E strano」を本番に乗せないといけない。で、ウィーン行きのシューベルトの勉強。一体何処にドイツ語を学ぶ時間が捻出できる余地があるんだ?続きを読む
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