無論「歌スタ」の場合はクラシック音楽では無いのでキャパそのものが違うのだが、歌を歌う事に必要な条件はジャンルを越えて大切なのだと考えると、ポピュラー音楽ですら大切な事ならクラシック音楽では何をか云わんや、である。特にその場の比較論即メディアに丸映りというのはかなり恐ろしいなと思う。努力で改善が期待出来る事はまだ良いとしても、資質や天性は比較されても努力の及ばない部分は多々ある。それをこの番組から感じ取り考え自己分析し評価判断し自分で再勉強し努力するのはかなり厳しい事だと思う。
実際、私自身かなり以前から「声が大きい」「声量がある」と言われ続けて来たのだが、今の所全くそれを活かす事が出来ていない。歌スタではマイクが声を拾ってくれるがクラシックではマイク無しで1000人単位のホールの奥まで届く声でなければならない。以前ドイツ歌曲を習っていたバリトンの先生が、
『どんなに声を張り上げても、所詮響いてない声は聞こえない』
と言われた事がある。無論発声の問題として取り上げられるべき問題だが、今回は違う視点で考えたい。例えマイクを通しても通さなくても声量が大きいと判断できるならそれは技術を遥に越えた大きな資質である。続きを読む
実際、私自身かなり以前から「声が大きい」「声量がある」と言われ続けて来たのだが、今の所全くそれを活かす事が出来ていない。歌スタではマイクが声を拾ってくれるがクラシックではマイク無しで1000人単位のホールの奥まで届く声でなければならない。以前ドイツ歌曲を習っていたバリトンの先生が、
『どんなに声を張り上げても、所詮響いてない声は聞こえない』
と言われた事がある。無論発声の問題として取り上げられるべき問題だが、今回は違う視点で考えたい。例えマイクを通しても通さなくても声量が大きいと判断できるならそれは技術を遥に越えた大きな資質である。続きを読む
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