晴れの日はANDANTE

私のライフワークである歌曲やオペラ、日々の練習やレッスンについて、気ままに綴っていきます。

2009年03月

レッスン3日目vol.25

発声が終わってから、まずベートーベン【フィデリオ】からマルツェリーネのアリア。ベートーベン歌曲【我汝を愛する】よりも先にアリアのレッスンをお願いしたのには訳がある。谷岡先生が、『N先生はオペラのちょっとコケティッシュな役を教えるのがとてもお得意だから、楽しんでレッスンを受けて来てね』
と教えて頂いたから。楽しめるかどうかは別として、マルツェリーネのアリアは記念すべきドイツ・オペラ第一号なのだ。まず歌いだし、いつもの事だが音楽が停滞しているのが自分でも解る。どんどんテンポが遅れて行くのが解る。そこですかさずM先生から指摘される。
『2/4拍子を4拍で捉らえて数えてるんじゃないの?2拍で数えてごらんなさい。楽譜見てみて。ベートーベンはだからわざわざ2/4拍子と指定しているのよ!』
つくづく自分の学習能力の低さに呆れ果てる。レッスンももう3回目である。しかも一日2レッスン。いい加減同じ指摘を受け続けるのは如何なものか。M先生の仰せの通り楽典は楽譜を見て考えるものであるのなら、私は楽譜を半分も見る事が出来ていないだろう。また同じ指摘、
『ブレスをする事によって曲のフレーズを切らないように!』
これも3日間言われ続けた指摘内容だ。続きを読む

レッスン3日目vol.15

流石にウィーン国立歌劇場での低血糖がかなり辛かったので、朝は日本から持参したレトルトのご飯と梅と味噌汁を食べた。今日のレッスンは2つとも午後からだったので早めに朝食を摂れば問題無いかな、と(笑)午前中はペンションでゆっくり過ごしながら、明日はお昼の飛行機で日本に帰国するので多少荷物の整理をした。お土産のチョコレートやドレスをトランクにしまったり。レッスンの2時間前位にペンションを出てカフェに行き楽譜のチェックをした。今日レッスンで歌うのはいずれも難曲や大曲ばかり。しかもB先生にレッスンを受ける予定のシューベルト【こびと】は演奏会本番には乗せた事が無い。恐らく昨日のB先生の驚き様を見ても、楽しみにされているのかもと思うとかなり不安。今日は迷わずN先生&M先生のオフィスに到着(苦笑)早速レッスン。まず発声から。毎度の事なのだが発声に余計な力が入り過ぎている事を指摘される。特に前胸部から両肩に力が入り過ぎているため息の流れが止まっていると連日のように同じ指摘を受けている。自分で自分自身にウンザリする。それでも先生方の根気強い御指導に自分が投げやりになる訳にはいかない。でも自分自身で息を流すという事が良く分かっていない。続きを読む

ウィーン国立歌劇場vol.45

ダメダメダメダメダメ〜!!!こんなトコロで倒れたら末代までの恥(自爆)とゆ〜事で何とか一幕終わるまで持ち堪えた。嗚呼もったいない、初オペラ【ファルスタッフ】(滝涙)
一幕が終わり、急いでロビーに行って赤ワインとシャンパンとキャビアのカナッぺを頼んだ。血糖補充完了(超苦笑)阿保か私は・・・と思いながらも多少落ち着いたトコロで改めてロビーを見渡した。凄い、私の演奏会用ドレス着てる人もいる(笑)やっぱ違うな〜(感心)ロビーのショーウインドーには、まるで宝石みたいなチョコレートやケーキやカナッぺが並んでいて、ワインを飲みながら余りの美しさに思わず目を輝かせて眺めていたら、ロビーの女性の店員さんに笑われた・・・・・。まるっきり、お登りさん状態だ(自爆)
取り敢えず、低血糖症状も回復して二幕はきちんと楽しんで観る事が出来た♪ナンネッタ役のソプラノがとても可愛い姿と声で、やっぱり世界の超一流って違うな〜♪と感動しながら涙ぐむ。最後はブラヴォー♪が中々鳴り止まなかった。私も両手の掌が痛くなるくらい拍手した。
やれやれ、何とか無事全て観終わったよ〜と思ったトコロで急に脱力。クロークに預けたコートを取りに行くのを立って待っていられなかった。続きを読む

ウィーン国立歌劇場vol.35

有り得ない。私は日本人女性の中でも決して小さい方では無い。しかし今このウィーン国立歌劇場パルテッレ席で起きている現実は私が周囲で一番チビ!という事実(滝汗)流石に周りの人々の目が『せっかくだから代わって貰えばいいのに〜』
モード(汗)言葉が通じないからこそなのか、このビミョ〜な空気を感じる・・・(滝汗)そ〜ゆ〜ワケでせっかくの巨大なミスターの御申し出をお受けする事に相成った。丁重に何度も何度も御礼を申し上げた。流石ヨーロッパのレディー・ファースト事情は目から鱗が落ちた。文化の違いって凄いな〜・・・いや・・・私がチビなだけか?(爆死)初ウィーンの初オペラ、ウィーン国立歌劇場パルテッレ2列目に急遽変更。
そうこうしている内にヴェルディ【ファルスタッフ】が始まった。幕が上がった!まず、ウィーン・フィルの超美し〜オーケストラに、秒殺♪嗚呼、カラヤンが生きている内に聴きたかったよおおおおおぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜・・・・・(エコー)日本で持て囃されている歌手の名前は見当たらなかったが、ファルスタッフ役が凄い!上手い!声が美しい!演技がいい!舞台の演出、特に色彩が鮮やかでヴェルディのオペラには珍しい喜劇を存分に楽しめる!衣装がまた美し〜♪続きを読む

ウィーン国立歌劇場vol.25

早速立ち見席の入口に急行!開演1時間半前にようやく辿り着いたのだが、やはり立ち見席もかなり並んでいた。私の前に30〜40人は並んでいたと思う。流石にウィーン国立歌劇場ともなるとちゃんと席で観るならそれなりの服装で行かないとダメ。私は超短期のウィーン滞在だからジーンズ&スニーカーでもOKの立ち見にした。立ち見だって充分過ぎる!私は日本でウィーン・フィルなんか聴いた事は無いもん。ウィーン国立歌劇場の立ち見席は3種類あって、私は1階奥の立ち見席《パルテッレ》を選んだ。何と4ユーロ!!!ウィーン国立歌劇場でウィーン・フィルが4ユーロ!!!日本円で約\600・・・・・。嘘みたい。とゆ〜訳で約1時間待ちで何とかウィーン国立歌劇場のヴェルディ【ファルスタッフ】に潜り込む事が出来た!会場に誘導されて思わず感動〜(滝涙)美しい〜♪これが本場のオペラハウスか〜♪立ち見席パルテッレ前から3列目をゲット!!!ラッキー〜♪と思いながらウィーン・フィルのチューニングに聴き惚れていた♪立ち見席に着いたら自分の場所にスカーフかハンカチを結んでおくのが慣例なのだが、何とハンカチが無い!楽譜と一緒のバックに入れっ放し?ウエストポーチにはティッシュペーパーしかなかった。続きを読む

ウィーン国立歌劇場vol.15

2日目の厳しいレッスンを終えてコンチェルトハウスを後にした。まず、昨日M先生のお友達のブティックで購入したハンドメイドの黒と銀のスパンコールのドレスを受け取りに行った。やはりブティックに行くまでに少し迷いながら着いた。着いてすぐドレスを受け取った。思わず顔がニヤけてしまった(笑)360ユーロだと思ってお支払いしたら、何と10ユーロお釣が来た(爆)やっぱりドイツ語勉強しなきゃダメだわ(汗)
ドレスを受け取った後、今度は日本へのお土産のチョコレートを購入しにM先生オススメのチョコレート屋さんへ行った。盗難のリスクを考えてカードは日本から2枚しか持って来なかったのだが、お店でJCBが使えなかったのでDCを持って来て今度はOK♪意外と使え無いJCB。勤務先の病棟に2箱、リサイタルを開いたギャラリーカフェに1箱、谷岡先生&ハリセン先生に1箱、リサイタルのピアニスト先生に1箱、友人にも幾つか購入したのでかなりのまとめ買いになった。お土産買ってお店のお嬢さんにお礼を言って帰ろうとしたら、お嬢さんがチョコレートを小さな袋に幾つか詰めてサービスしてくれた。とっても嬉しくて、これからもウィーンのお土産はここのチョコレートに決まりっ!と心に誓った♪続きを読む

更に厳しいレッスン2日目vol.65

M先生からも厳しい指摘が飛んで来た。
『もっと声の緊張感を持って!途中で歌を切らないで!歌がつまらなくなる!』
以前の私だったら、多分既に泣き出してレッスンを途中で放り投げてしまっていたと思う。でも今私はどんなにか不可能だと自分で思われる事であっても決して諦めたくない、諦められない、歌いたい、でも私が無駄に出来る時間などほんの少しも無い。
【菩提樹】を通して歌い、最後の部分でB先生から、
『最後のテキストのフレーズは、もっとゆっくり落ち着いて歌うように』と言われた。しかし、たった一つだけ非常に不思議な事があった。【菩提樹】の中間部のソプラノや女声にはかなり厳しい低音部には、ドイツ語や発声はおろか表現に関しても全くB先生のチェックや指摘が無かった。
全身の力を使い果たして2日目のレッスンがようやく終了した。全身汗だくでヘトヘトだったが、自分の欠点や不得意部分や今後の重要課題はかなり思い知らされた。今後もドイツ歌曲を歌い続けて行くならば、非常に厳しい練習を積まなければならない。無論、それは覚悟の上でウィーンまでレッスンに来ているのだ。非常に有り難い事だ。帰る支度をしていたら、B先生から思いもよらない言葉を頂いた。続きを読む

更に厳しいレッスン2日目vol.55

sの発音がきついのでもっと柔らかく発音する事、ウムラウトの口の開け方にかなり注意する事、なるべく口を縦に開け柔らかく発音するよう心掛けるよう詳細なチェックが入った。
これは私の考えだけれど、やはり一度演奏会本番で歌った曲は如何に勉強不足と言えどある程度は流れを持って歌っているのかも知れない、だから先生方の指摘も自然と細かい事になるのだろうか、と少しだけ思った。
曲の表現として、テキストのセンテンスに関しては、例え感嘆詞がついていてもレガートを忘れない事、,(カンマ)がついていたとしてもそれはブレスをしないで時間をきちんと取って言葉を分けて歌う事、厳しいチェックが増えた。この【セレナーデ】ではM先生も度々私の側に来て、
『そこはブレスするところじゃないでしょ!』
とペンで私の楽譜にチェックを入れられた。B先生やM先生の要求に何とか対応して追い付こうと頑張ったが中々出来ない。やはり勉強が足りない、テクニックが足りない。悔しい、でも今このウィーンのコンチェルトハウスの中まで来てレッスンをしている、日本でレッスンをしていた時にほざいていた卑屈な愚痴なんざ今ここで誰が言うもんか、例えアマチュアでもそれが心意気ってもんだ!!!続きを読む

更に厳しいレッスン2日目vol.45

あなたが仕事中、腹の立つ医者にカルテを投げつける気分で歌えばもっと良くなるわよ〜♪』
・・・・・・・・・・。図星。恐るべしM先生(滝汗)
午後からはB先生のシューベルトのレッスンがあるので一度ペンションへ戻って、午後再びコンチェルトハウスの前でM先生と待ち合わせる事になった。午前中のモーツァルトのレッスンだけでもかなりハードだったので流石に少し疲れた。午後のB先生のレッスンまで少し時間があるのでカフェでシューベルトの楽譜のチェックをしようかと考えたのだが、疲れて少しベッドに横になった。何だか疲れるあぁ、緊張しているせいかなあぁ、と考えていたら少しお腹が空いていた事に気が着いた。私は歌う前に食べると体が重くなって動かなくなるので普段歌う時は、リポDやらユンケルやらリゲインがメインディッシュになっているのだが、ウィーンに来て大誤算が一つ。リポDもユンケルもリゲインもウィーンには売っていないという現実(爆死)どうしよう、今から米なんか食べたらB先生のレッスンで声が出ないな〜・・・と困って冷蔵庫を開けたら、ウィーン渡欧直前に友人から頂いたホワイトデーのパウンドケーキがあった!時間も無かったのでそのケーキを3分の1程食べてレッスンに向かった。続きを読む

更に厳しいレッスン2日目vol.35

これが、これこそが《アナリーゼ》というものなんだ、自分は今まで楽譜を暗譜して歌う事に精一杯で、本当に楽譜の上っ面しか見て来なかったのだと改めて思い知らされた。それでもN先生とM先生に、シューベルトの【野薔薇】は少年が薔薇を手折る詩が当時は貴族が若い娘を使い棄てるみだらな内容と解釈されウィーン市の教育委員会がこの曲【野薔薇】を拒否したというエピソードを初リサイタル時に勉強していたので、自分は【菫】も女性だと思い込んでいた事を正直に話した。自分の勉強不足を改めて痛感した。
曲のレッスンに入った。歌い始めから自分でも感じる位に重い感じがした。ドイツ語をきちんと発音しようとする余りレガートさに欠けモーツァルト独特の軽やかさや美しさがどんどん失われて行く、増して声がやや太めで強めであるため益々歌い辛くなって行く。私がモーツァルトが苦手である最たる理由である。私はかなり辛そうに歌っていたらしくN先生が、
『子犬が歩くように』
と指摘された。イメージとして捉らえると少し楽になった。しかし、その少し楽になった所で矢次早にN先生からチェックが入った。
『第2センテンスからはテンポをもっと進めて、短調に転調した所でテンポを戻して、続きを読む

更に厳しいレッスン2日目vol.25

慌てて息切れしながらN先生のオフィスに到着。M先生に、
『良かったわね〜無事着いて』
と笑われた。N先生からは、
『昨日のホイリゲは楽しかったですか?』
と聞かれた。ホイリゲでかなりワインを飲んで、でも帰った後でちゃんとレッスンで習った事をノートに書き留めた事を話したら、すかさずN先生に、
『そのメモはきちんと読める字で書いてありましたか?』
と聞かれた。・・・・・。N先生の鋭い突っ込み(滝汗)後でM先生から聞いた話だが、私とM先生が二人だけでホイリゲに行って、仕事で置いてきぼりだったN先生はいたく不機嫌だったらしい・・・・・。早速発声練習に入った。まず高音域から。相変わらず体に力が入り声を出そうという癖がついてしまっているのか、中々息が流れない。体は力まないで息の流れに勢いをつけるために体を動かしながら発声練習した。この《体に余計な力を入れない》という作業にかなり時間が掛かった。日本でも、谷岡先生にもハリセン先生にもミルヒー先生にもいつも毎度レッスンの度毎に指摘される、
『声の響きを自分で掴んで流れを止めてしまっている。もっと声の響きを自分から離して』
と何度も指摘されたが、どうしてもその感覚を掴む事が出来ずに苦しんでいる。続きを読む

更に厳しいレッスン2日目vol.15

そういう訳で、褒められたり叱られたり喜んだり泣いたり驚いたりと忙しかったホイリゲから千鳥足で帰り、ペンションに戻ってから一応今日のレッスンで教えて頂いた事や言われた事などを出来る限り書き留めて、シャワーを浴びてすぐに気絶、意識不明(爆)
次の日ウィーン2日目も非常に健康的に朝7時半頃には目が醒めた。ホイリゲで牛肉の煮込み鹿肉のソースがけを頂きながら赤ワインのハーフデキャンタを3本空けたのだが、良く考えたら日本にでは夜勤以外はこの倍の量は日本酒やらワインやら飲んでいるので(自爆)特に二日酔いだの気分悪いとかは無くても当たり前でして(苦笑)昨日の夜は、流石に日本から《ウコンの力》を持ってくるべきだったかな〜(汗)と考えたのだが、長時間飛行機での長旅と初ウィーンでのレッスンの緊張と泣いたり喜んだりの興奮で、ちょっと酔っ払った気がしただけか・・・というカンジだった(溜息)
早速シャワーを浴びてからレッスンに行く準備をして昨日と同じ聖シュテファン教会前のカフェへ行き、コーヒーを飲みながら楽譜のチェックを行った。カフェの店員さんも「また来た!」みたいなカンジだったが少し慣れたのでよかった(笑)今度はLサイズのコーヒーを注文してみた。続きを読む

ホイリゲの夜vol.55

M先生にその事を話した。M先生は静かに答えて下さった。
『あなたがそこまでワーグナーを歌いたいなら、やってみるべき。もしあなたが望むなら、長年ドイツでワーグナーを歌って来た先生が、今はもう引退されているのだけれど、日本の逗子に住んでいらっしゃる方がいる。紹介しても良い』
そう仰っしゃって下さった。私は本当に大泣きしながらホイリゲでワインのデキャンタを3本空けていた。
そのうち、ホイリゲでアコーディオンの演奏が始まった。私はM先生に「オーストリア国歌お願いしたらダメですか〜?」と尋ねたら、M先生が、
『皆迷惑すると思うわよ〜(呆)』
と言われたので、諦めました(爆)すでに飲みっ放し&泣きっ放しの私は酔っ払っていた。M先生が、
『明日は朝10時からレッスンよ!大丈夫なの?もう帰るわよ!!!』
と、ホイリゲから引っばって来られた(凹)
それでも、M先生に沢山の話を聞いて頂き、沢山のアドバイスを頂き、美味しいワインと美味しい料理を頂き、美味しいチョコレートを御馳走になり、美しいドレスに出会い、明日のB先生のシューベルト【野薔薇】とN先生の大の苦手のモーツァルト歌曲のレッスンの事は彼方に忘れて、千鳥足でペンションに戻っりましたとさ♪

ホイリゲの夜vol.45

M先生いわく、ブラームス・コンクールに関してはまだ詳細は分からないのでM先生自身が一度偵察に行って来るとの事。次は、歌の話になった。私は今後日本に帰ったらまずウェーバー【魔弾の射手】エンヒェンを勉強した後に、ベートーベン【フィデリオ】レオノーレを勉強したい事をお話した。しかしM先生はからは、
『そんなに早く手をつけない方が良いのではないか?ヨーロッパの歌手は、皆ワンシーズン20回以上上演して歌うから、皆歌手達は非常にレパートリーを慎重に考える』
と言われた。私は、
「でも私は少なくともあらゆるオペラを始めレオノーレも、一年に1〜2回、しかもアリアくらいしか勉強して歌う事は有り得ない。だから、ベートーベンのレオノーレも、ワーグナーでも、可能であれば勉強して歌ってみたい」と話した。M先生は少し考えて答えて下さった。
『そこまで歌いたくて考えているなら、レオノーレでもワーグナーでもやってみるべき。先入観は持たない方が良い。こうあるべき、というものは何も無いのだから、勉強して歌ってみたらいい』私はウィーンに来て本当に少しでも希望が見えた事が嬉しくてたまらなかった。私の声は日本でこそリリコ・スピントやスピントと言われている。続きを読む

ホイリゲの夜vol.35

私が考える、音大などで専門教育を受けていない事の一番の問題は、楽典・ソルフェージュ・アナリーゼ・初見など基礎的な事が何一つ出来ない事である。それを私が説明したら、M先生が半分キレ気味に語り出した。
『あなたねぇ、今B先生やN先生から楽典もアナリーゼも習ってるでしょ???音大を買い被り過ぎなのよ!!!皆音大出てからの方が勉強してるのよ!!!私だってそうよ!!!あなたね〜、音大に変なコンプレックス持ってない?どうしつも気にするんなら看護師の仕事でお金貯めて3ヶ月くらい音大の夜学に通ってみたら?実体分かるから!あなたね、とっても歌が上手い、歌とテクニックは本当に別物で、あなたはテクニックより歌の方が遥かに勝っている。テクニックばかりで歌が無い歌手は沢山いる!バルトリとか!テクニックは磨いて行けば良い!高音だけでなく中音域が良く出るソプラノは珍しい、決して多くは無い。美しい声とテクニックだけ持ってる人は沢山いるけど、あなたは人の心に響く歌を持っているのよ!それはあなたの大きな素晴らしい才能なのよ!何が不満なの!!!』
M先生に叱られた。ワインを飲みながら、大粒の涙が零れた。M先生の仰っしゃる通りだった。言葉が出なかった。続きを読む

ホイリゲの夜vol.25

もし日本円で10万円とかだったら幾ら何でも買えない(滝涙)恐る恐るM先生にドレスの値段を聞いて貰ったら、
『350ユーロ』
日本円で約4万円。「買います!!!!!」とゆ〜事でウィーン製ハンドメイドのドレス一着お買い上げ決定(核爆)サイズはほぼピッタリだったので後はストラップの微調整だけして貰って明日受け取る事になった。M先生はしきりに、
『私の友達だからって何も買わなくても良かったのに・・・』
と仰っしゃっていたのだが、一目惚れ出来るドレスになんてそ〜そ〜お目にかかれるモノでは無い。増して日本で同じようなハンドメイドのドレス購入したら多分倍以上の金額になるだろう(汗)
次に、M先生オススメのチョコレート屋さんへGO!ウィーンに1件しか無いチョコレート屋さんでやはりハンドメイド、ウィーン市内のホテルや空港には一切売っていないらしい。私が日本のお土産にウィーンのチョコレートを買いたいと話したら連れて来て下さった。そのお店は日本のワンルームアパート位のスペースしかない本当に小さなお店だったのだけれど色んな種類のトリュフや綺麗なミニチョコレート、季節限定のマロンチョコレートなど沢山のチョコレートがあった。M先生が幾つか私に買って下さった。続きを読む

ホイリゲの夜vol.15

ようやくウィーン初日のレッスンが終わった。B先生にもN先生にもM先生にも指摘された事だが《ドイツリートは体の力を抜いて楽に、声の響きだけで歌う》という事。
本当はこの後夜はウィーン国立歌劇場に【ルチア】を観に行く予定だった。今日の朝散歩中にウィーン国立歌劇場にキャストの確認をしに行ったら・・・・・何とルチアがアンナ・ネトレプコ(超苦笑)だったのでM先生とN先生に相談した。
「あの〜・・・ネトレプコのルチア、観なきゃいけませんかねぇ・・・?」
そこでかなり固まってしまっていたM先生が、
『・・・・・いや、まあ、でもあなたオペラ観に行くの楽しむにしてたでしょう?』
私は、
「明日のファルスタッフに期待します〜♪」
するとM先生は高笑いしながら、
『そ〜ね〜、じゃあ今日はホイリゲに行きましょう!!!』
とゆ〜事で急遽ホイリゲに行く事になった♪ホイリゲに行く道行にM先生が力説していた。
『ネトレプコはさ、今超売れっ子だから何でもアリなのよ。ネトレプコの舞台なんて半分ストリップなのよ。アンタはストリッパーじゃなくて歌手だろ!!!と私は思っちゃうのよ。ど〜せ見るなら本物のストリップ観に行った方がよっぽどマシ!第一ネトレプコはルチアのキャラじゃ無い!』続きを読む

ウィーンでのレッスン1日目vol.55

メゾ用のキーは遥に歌いやすかった。以前は中低音域が全然響かなくて苦労したのがウソのようだった。自分で声を出しているという感覚が殆ど無くピアノ伴奏の上にバッハの歌詞、愛の言葉を自分の呼吸の流れに乗せているだけ、上手く表現出来ないけどそんなカンジで歌い終わった。低音域を苦しいと思う事もなかった。
M先生がとても丁寧に私にお礼を言って下さった。私の方が恐縮してしまうくらいだった(苦笑)
『とても美しかった。あなたの歌を充分楽しませて貰った。この曲はメゾ用のキーの方が良いと思う。これからも曲によって高声用と中声・低声用を使い分けて行った方が良いと思う。どうぞ、もっと自由に、あなたの心の琴線に響く曲を選曲して歌って行ったら良いと思う』
と、今までこんなに褒められた事なんか無いので何だか自分の事じゃないみたいで、実はさっきバッハ歌ってたのは私じゃないんじゃないか???と思うくらいひたすら恥ずかしかった。でもやっぱりこんだけ褒められて嬉しく無い人間なんかいるワケないので、何だか先生方の前で涙が流れてしまった。をいをい、ウィーンでのレッスン、事前情報とかなり違う〜と思っていたら、M先生がとんでもない事を仰っしゃった。続きを読む

ウィーンでのレッスン1日目vol.45

N先生の仰っしゃった通りに発声したら、
『美しいです』
とドイツ語で言われて発声練習終了。
早速曲に入った。本当はN先生の1日目のレッスンは発声練習だけにして頂こうかと考えていた。緊張してるし、実はもっともっともっと発声を叩き直されるものだと考えていたのだが・・・・・(滝汗)余りにも早く発声のチェックが終了してしまったので、一応準備してきたバッハ【アンナ・マグダレーナのための音楽帳】からの歌曲【Bist du bei mir】をレッスンして頂いた。ここでもかなり唖然とした。理由は、ドイツ語の発音のチェックは殆ど無く、発声以外はN先生から、
『もっと自由に歌って、もっと自分で自分を信頼してあげなさい』
と繰り返し指摘された事が大きく驚いたからだ。発声に関してはN先生からかなり細かい厳しいチェックが入った。
『3拍子を意識しながら2点G・A音はもっと高いポジションから取る事、2点A音→G音、2点C音→A音への移行時は子音を早めにアウフタクトで捉らえなければならない、子音ではなく母音が音符の1拍目に来るように、ブレスの取り方が遅い、準備が遅い、歌い出しは自然な流れで入るように、息を吸った直後に歌い出さない、口や鼻から息を吸わずにお尻辺りで息を吸うように』続きを読む

ウィーンでのレッスン1日目vol.35

早速コンチェルトハウスを出た後、休む間も無く今度は谷岡先生の先生でウィーンでオペラ評論家でもあり通訳のM先生の御主人でもあるN先生のレッスンへ向かう。N先生&M先生のオフィスに歩いて向かう途中、M先生に聞かれた。
『あなた、メゾじゃないの???』
日本人にしてはやや太めな声で最近は中音域が響くようになって来たのでドイツ歌曲はモノによっては中声用で歌う事も多い。だからかな?
M先生は道を歩きながらしきりに、
『あなたね〜大変なお仕事してるのにね〜良くここまで勉強してきたわね〜よっぽど歌好きなのね〜』
を連発。あはは、よっぽど好きじゃなかったらウィーンまで来ませんってば・・・(笑)
N先生&M先生のオフィスに到着。サマンサという可愛い猫ちゃんがお出迎えしてくれた。ちなみに三毛猫♪
N先生が、私のお土産のお蕎麦を大変喜んで下さった。M先生のお土産の日本酒もお好きだそうで、ウィーン在住のスコットランド人で蕎麦と日本酒が好物・・・・・(意味不)早速道すがらM先生が話していた、私がソプラノかメゾかの話になった。まず発声を見て貰った。と、その前にN先生にいきなり質問された。
『まず、あなたが考える発声のポイントを言ってみて下さい』続きを読む

ウィーンでのレッスン1日目vol.25

やはりドイツ語の発音はかなり修正が入るだろうと覚悟はして来た。何しろウィーンでのレッスンにあたり、殆どの人達が《日本人はドイツ語の発音を直されるだけ》と言われ続けて来た。だから自分でもかなり注意深くドイツ語の発音に神経を使いながらB先生にチェックされたウムラウトを発音しながら歌っていた。最初のSahの発語の準備が遅い事、ドイツ語の母音は丁寧に長めに発音する事、♯の音程が下がりやすい事など指摘された。
「野薔薇」を繰り返し2〜3度歌った所でB先生から驚くべき指摘があった。『野薔薇では、少年と薔薇のコントラストをつける事が大切で、それをあなた自身の感性と解釈で考えて歌う事、3回同じ繰り返されるフレーズは3つとも全て違う表現で歌われなければならない事、有節歌曲は1番、2番、3番と全て音楽が変わるのだから、1番は美しい情景、2番は少年と薔薇のコントラスト、3番は薔薇が少年に折られてしまう悲しい結末を、あなたの解釈と感性で明日もう一度再レッスン』
と言われた。唖然とした。まさか曲の表現についてここまで突っ込んだレッスンを受けられるとは考えていなかったのだ。ドイツ語の発音だけでも、としか考えていなかったので嬉しいやらびっくりやら(笑)続きを読む

ウィーンでのレッスン1日目vol.15

通訳のM先生が1日目のレッスンは2人の教授とも午後からにセッティングして下さった。午前中は少しゆっくり出来るようにと配慮して下さったが、緊張の余りゆっくりなど出来る筈もなく(滝汗)日本では化粧する間も惜しんで出勤時間ギリまで寝てるのに、ウィーン初日は時差ボケも無く超健康的に朝7時に起床、取り敢えず一人で聖シュテファン教会前のカフェに入った。ドイツ語で「おはよう」「会計お願いします」「ありがとう」の3つ&笑顔で乗り切り、注文はメニューを指差し、チップの渡し方に緊張しながら、カフェで一息ついた後は散歩に出かけた。
私が泊まっていたペンションはウィーン市内中心部だったので、半径500メートル以内でもかなり名所が多い事、レッスン場所のコンチェルトハウスの場所の確認、基本的にレッスン以外の行動は単独なのでカフェやスーパーマーケットやレストランや楽譜屋さんなどなるべく迷わないように再度場所の確認のために散歩した。市立公園を抜けた所に、見えて来ましたコンチェルトハウス(爆死)建物見てびっくり仰天。マジここでレッスンやるのか?一体どうやって入るんだ?ジーンズ&スニーカーで本当にいいのかあああああぁぁぁぁぁ?????と、正にドン引き状態。続きを読む

ウィーンまでの長〜い道程vol.21

そ・こ・で、早速オーストリア人キャビンアテンダントさんにドイツ語で話す!rot wain(赤ワイン),weiss wain(白ワイン),danke shon(どうもありがとう),の繰り返し。最後にはオーストリア人キャビンアテンダントさんに笑われた(爆死)まあいい。でも、ちゃんとドイツ語が通じた〜(蛸)
とゆ〜事でウィーンに到着。はっきり言って日本人殆どいません。当たり前。N先生&M先生御夫妻が迎えに来て下さっているのだが、名前を書いた紙を持っている人々の中に私の名前は無かった。で、荷物引き摺りながらウロウロしていたら声をかけて下さった日本人女性が一人、M先生〜♪(滝涙)とゆ〜事で何とかM&N先生に拾われてウィーン市内のペンションに案内して貰った。
ペンションはウィーン中心部聖シュテファン教会から徒歩3分。ペンションの入口は《のだめカンタービレ》じゃあないけどまるで《ロード・オブ・ザ・リング》ペンションの裏手には、モーツァルトが【フィガロの結婚】を執筆したと言われるモーツァルト・ハウスがある。
取り敢えず、荷物をペンションに置いてM先生にウィーン中心付近を案内して貰いカフェ・モーツァルトでコーヒーを飲んでから、初日はM先生と別れた。続きを読む

ウィーンまでの長〜い道程vol.11

16日月曜日の朝の電車はめっちゃ混んでいた。大荷物を抱えた私はサラリーマンに冷たい眼差しで睨まれながら新宿に到着。成田エクスプレスに乗ろうと思ったら乗り換え時間約5分、特急券が買えない!!!でも、成田空港も15年前に一度行ったきり、迷って飛行機に乗り遅れたらシャレにならん!ちゅ〜こって成田エクスプレスに無理矢理特急券無しで乗り込み、ドア口付近で乗務員さんを待ったが乗務員さんが来ない!東京駅を過ぎてようやく乗務員さんに遭遇(滝涙)すがるような目で「特急券買えませんでした〜」と泣き付くと、優しく丁寧に『こちらへどうぞ』と席に案内してくれた。何しろ興奮状態で2時間しか寝ていなかったので、かなりキツかった。しかも、オーストリア航空が成田第一なのか第二なのかも分からず成田エクスプレスに乗ったので、成田に着いた時はまるでウィーンに到着したみたいに嬉しかった(阿呆)成田でチェックインしたのだが慌てていてペットボトルは捨てたが先生のお土産の日本酒の存在をすっかり忘れていて荷物チェックで引っかかり、再度チェックインカウンターで日本酒を預かってもらい再度ボディチェック。不眠で頭は働かず汗だくで、何とか搭乗ゲートまで辿り着いた(馬鹿)続きを読む

ただいま〜1

ウィーンから帰国。
成田空港からリムジンバスに乗り自宅に向かっている途中。
詳細は後日。

既に・・・・・1

疲労困憊・・・・・



2回搭乗手続きに行き、2回ボディチェックを受け・・・・・



お土産の日本酒を没集され・・・・・



2時間睡眠の果てに、今朝飯中♪



ビール大ジョッキ&ソーセージの盛り合わせ・・・・・



でも何とか成田空港には着いた・・・・・



気絶寸前っす(爆死)

これから・・・・・1

ウィーンに行くのだが・・・・・

一つ困った事がある・・・・・
成田空港のオーストリア航空の場所が解らない・・・・・
果たしてウィーン行きの飛行機に乗れるのか?????


謎(滝汗)

ウィーン直前最終練習vol.35

だけど、今回のウィーンでのレッスンはホントに私の人生の中でも多分この先一生有り得ないくらいのラッキーである事には間違い無いので、例えどれ程の厳しいレッスンでも構わないと考えている。元々楽器一つ習った事も無ければ音大に行ってもいない、ただただクラシック音楽が、歌う事が好きだというだけでウィーンに行きレッスンを受けるチャンスが巡って来たのだ。私の力の及ぶ範囲の事ではないのだ、ホントにラッキーだっただけなのだから。
一つ思う事は、こんな私にでさえこんなにもラッキーな事がある事もあるんだから、このブログを見ているそこのアナタにだってどんなラッキーが訪れるか分からないよ〜ん♪という事は言える(爆)でも、分かんない(自爆)案外ウィーンから泣きながら帰って来たりするかも知れないし(爆死)それはやっぱり《神のみぞ知る》所ですかね〜(核爆)
取り敢えずB先生のお土産は購入した。ドイツ語版日本旅行の本(笑)後はN先生の好きな日本蕎麦(!?)とM先生の好きな日本酒(激爆)をお土産に購入するだけ。私の歌はかなり不安なんだけど日本からのお土産だけは喜んでくれたら嬉しいなあぁ♪
でも、ウィーン行きの準備はかなりテキトーなんだけど、まあいいや(爆死)

ウィーン直前最終練習vol.25

ホントはウィーンでのN先生の最初のレッスンでは発声だけお願いしようかな、と考えていたんだけれど、もしも初回レッスンで歌う曲を尋ねられた時にどうしようか考えていた。N先生にはモーツァルトとベートーベンは既にレッスンを受けたい旨はM先生を通してお伝えしてはあるのだが、もしチャンスがあればサプライズでもう一曲、バッハの【アンナ・マグダレーナのための音楽帳】から1曲ドイツ歌曲を勉強したいと思いついたので今日練習で久しぶりに歌ってみた。以前2度演奏会本番にも乗せた事がある曲なのだが、小品の割には非常に難易度の高い曲で日本ではアマチュアのおばさんが歌っているのを一度だけ聴いた事があるというような曲である。録音も非常に少なく、主にメゾソプラノやコントラルトが歌っていてソプラノ歌手の録音は見た事が無い。でも、そういう曲だからこそウィーンでレッスンを受けて来たいなあぁ〜とも思う(笑)取り敢えず、歌えるかどうかレッスンを受けられるかどうかは別としてウィーンへ持って行くために今日練習した。今日は主にモーツァルト歌曲2曲【菫】【ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時】とシューベルト【こびと】の練習に時間を充て、リサイタルで歌った曲は休んだ。続きを読む

ウィーン直前最終練習vol.15

今日はスタジオ練習4時間。ウィーン渡欧前の最後の休日だった。天候のせいか喘息の調子も今イチなので、歌い込むというよりは先日の谷岡先生のレッスンで教わった事を軽くおさらいする事にした。初リサイタルまでもの凄くハードな練習が続いたので、何となく気が楽だった。勿論ウィーンに行く事に関して緊張はしているんだけど、リサイタルをしに行く訳でも演奏会に出演する訳でもオーディションを受けに行く訳でも留学試験を受けに行く訳でも無いし、増してウィーンでレッスンして頂く先生方に良い評価をして貰うために行く訳では無いので、ハリセン先生や谷岡先生やミルヒー先生にレッスンを受けに行く時と余り変わらないカンジで行きたいな、と素直に思うので余計な事は一切やらないで、普段の自分のままでウィーンに行く事に決めた。だから今日はホントに落ち着いて自分のペースで4時間練習する事が出来た♪そう考えると、初リサイタルのストレスってかなりもの凄かったんだな〜と改めて思い知った。今は自分の考えた最大限最善のイメージで歌う事が出来なくても涙を流す必要も無いし悔しい思いをする必要も無いし今の自分の限界を思い知らされて凹む事も無いし、とても静かな気持ちで歌える。続きを読む

訃報

本日のニュースで大変残念なお知らせを見ました。俳優の伊藤淳史さんの弟さんで同じく俳優の伊藤隆大さんが亡くなられました。まだ21歳、死因は自殺との報道がなされていました。
伊藤隆大さんは《のだめカンタービレ》に、瀬川悠人役で御出演されていました。
お兄様の伊藤淳史さんの悲しみは如何ばかりのものだったでしょうか。私も同じ経験を持つ人間として言葉がありません。今《のだめカンタービレ》を見ていました。
いつもいつも思う事ですが、自分よりも若い人が先に亡くなる事程悲しい事はありませんね。
心から御冥福をお祈り申し上げます。

ウィーン行き直前レッスンvol.25

自分でも驚く程歌いやすかった(笑)1年前はもっともっと苦しかった記憶しか無い。先日のマジギレ練習でもやはり本番2回歌ってると違うなあぁと思ったら、谷岡先生いわく、
『いや、この曲【ルイーゼ】があなたの声に合ってるんだわ』
との仰せ(驚)幾ら苦手なモーツァルトでも幾ら厳しいハリセン先生でも幾ら泣いても凹んでも、人間って頑張ってみるもんなんだなあああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜・・・・・(号泣)おいおいスゴいかも、生まれて初めてモーツァルトの曲が声に合ってるって言われちったよ〜♪と調子に乗っている場合でも無い(自爆)この【ルイーゼ】の成長はきっと初リサイタルを頑張った事への音楽の神様からのプレゼントかも。流石に涙が出そうになったけどレッスン中だったので頑張って堪えた。結局【ルイーゼ】は2回通しただけで終了、後の勉強はウィーンでという事になった。
最後にシューベルト【こびと】は、1度通した後にドイツ語とテンポとブレスのチェックに留まった。谷岡先生が、
『あなたはホントに偉いよね〜良くこんな長い大曲勉強して来るよね〜』誉め殺しは勘弁してくれ〜(笑)と思いながらも最初に【こびと】をレッスンした時より遥にレガートに歌えるようになっていた。続きを読む

ウィーン行き直前レッスンvol.15

今日は谷岡先生のレッスン。ウィーンへ持って行く曲でモーツァルトのドイツ歌曲2曲【菫】【ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時】とシューベルト【こびと】を見て貰った。
まず先日の初リサイタルの話から。
『頑張ったね〜、緊張したでしょ、立派だったよ、大丈夫!』
と言って頂けた(超号泣)先日、ハリセン先生がコンサートでシューベルトを歌われたそうでそれを谷岡先生も聴きに行かれたそうなのだが谷岡先生いわく、
『ハリセン先生よりあなたの方が、何かシューベルトをとても楽に歌っているように聴こえるのよ、何でかしら???』
と言われた。答えられませんがな(苦笑)ハリセン先生はやっぱりモーツァルトだからかなあぁ、作曲家の相性ってあるんだなあぁ、やっぱり。谷岡先生からは今後は出来ればドイツ語の勉強をする方向で検討した方が良いと言われた。リサイタルの時くらいシューベルトを歌えるのであればドイツ語を話せない事は、やはりかなり勿体無いとの事だった。そりゃ〜私も勉強したいけどなあぁ、時間と体力が・・・(汗)外国語学校やドイツやオーストリアの文化協会系、ピアニスト先生から紹介して頂いたゲーテ・インスティテュートなど今後は受講検討しないといけないかも。続きを読む

歌手は短命???vol.23

そんな事言っても、世界的な声楽家って割と長生きなんだこれが。ニルソンもシュワルツコップも90代位まで生きてたしね。私の尊敬し愛するレオンティン・プライスもそろそろそれくらいのお年頃♪クラシック音楽の声楽家や歌手は長生き。増して私はかなり図太くしぶとく頑丈なもんだから余計に長生きするように見えるのは無理もねぇなあぁ(核爆)昔大好きだったアイルランド人青年にもモロ言われた(爆)
『アナタハ、90サイマデイキラレソウ』
大好きだったので笑顔で笑って許したが、嫌いなヤツなら半殺し♪
まあそれはど〜でも良いとして、私には長生きの意思が無い。皆無。理由は、妹が31歳で死んでしまった事が一番大きい。私なんかよりももっともっと長生きしなければならない筈の妹よりも既に10年長生きしてしまった。残された妹の旦那様も娘も未だに新しい妻&母を見つける事無く青森でひっそりと暮らしている。それなのに私が長生きする事にどれ程の意味とどれ程の価値があるんかいな???「そんなもん、ねぇよ」が私の答えだな(苦笑)
今の自分は、生きているから歌っているだけの事であって、歌うために生きる努力をする必要性を全く感じない。ただ歌うためだけに長生きする必要は無い。続きを読む

歌手は短命???vol.13

先月初リサイタルをやってみて強く感じた事が1つあった。それは、これを続けていたら長生きは不可能だなあぁ、という事である。そんなワケ無いだろ〜と笑われると思う。実際の所この話しをすると鼻で笑われて終了♪なんだこれが(苦笑)
でも、初リサイタルを計画してピアニストが決定したのが去年の11月、私からわざわざお願いしに押し掛けたピアニストだった事で想像が出来無い程のプレッシャーが掛かった。折しも去年は喘息発作で夏場は夜も眠れない程苦しみ、冬場は風邪もひいていないのに38℃台の発熱を繰り返し仕事も満足に出来ない状況の上に、月の半分は夜勤という生活。しかもリサイタルまでの3ヶ月半は休日は全て練習かレッスンで一日休養を取る事も出来ず、リサイタル直前まで喘息発作と発熱を繰り返した。リサイタル1週間前は禁酒したので1週間で4埖僚鼎減った。元々やや太めなもんで体重が減る事自体は一向に構わないのだが、非常にマズいのは体重と一緒に体力まで減る事だ。仕事中に貧血症状が何度出たか数えられない位キツかった。リサイタルが近いと言っても休日はリサイタル2日前。連休の前に連続夜勤は当たり前♪リサイタル前は昼夜逆転生活で夜中目が覚めて眠る事が出来なかった。続きを読む

マジギレ練習vol.21

それにしても全く腹が立つ。モーツァルト【菫】に費やした練習時間は1時間半。それなのにちっとも進歩が無い。ちゅ〜か、こんなのモーツァルト【菫】じゃあない、それより何より私が歌うとモーツァルトの曲に聴こえないんだよおおおおおぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜・・・・・(エコー)
マジでこのモーツァルト【菫】をウィーンのレッスンに持って行くつもりか?いやいや、箸にも棒にもひっかからない位に酷いからこそ藁をも掴む思いでウィーンのレッスンに持って行く事を決めたのだよ、大恥は覚悟の上で(核爆)
こんな時、ホントは日本人って得な筈なんだよな。日本人の7割はレジェーロ、リリコ・レジェーロ、リリコなんだもん。たまにアマチュアでも凄く綺麗な声でモーツァルトを歌っているソプラノがいるんだ。そういう人のモーツァルトを聴く度にホントに羨ましいと思う。お得過ぎるよ、そ〜ゆ〜の。無い物ねだりだって分かってはいても、こ〜ゆ〜時はホントに辛いし切ない。歌は、自分の楽器は選べないし交換も出来ない。自分の持ち物で歌って行くしか無いんだから。
そう考えたらだんだんムカついて来た。悲しみを通り越して腹が立って来た。何でこんなに不公平なんだあああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜・・・・・。続きを読む

マジギレ練習vol.11

今日は久しぶりのスタジオ練習だった。前回の休日は流石に蓄積疲労がMAXまで到達したらしく家の中でも殆ど動け無い状態で歌うどころか酒1滴も口に入らないくらい眠ってしまい、練習はやむなく中止した。多分一日の内20時間は眠っていたと思う。
それでもウィーンに行くまで後10日となってしまい、先日のリサイタルで歌ったベートーベンとシューベルトの曲以外に、何度も言うけど涙が出る程苦手なモーツァルトのドイツ歌曲2曲【菫】【ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時】とシューベルト【こびと】を超久しぶりに勉強練習し直さなければならない。前回の一日寝休日のお陰で大分体力も回復して来た事と、ウィーン渡欧までカウントダウンとなったので今日は4時間スタジオ引きこもり練習に戻る事が出来た。それにしても超久しぶりのモーツァルト(滝汗)モーツァルトの歌い方忘れちゃったよ〜(爆死)とゆ〜くらいの気が重い練習。まず【菫】から。【ルイーゼ】は2度演奏会本番に上げているし、谷岡先生&ハリセン先生御夫婦も私が歌う【ルイーゼ】は、多少はまんざら私の声に合って無いという訳でもちょっとだけないような、みたいなカンジ(意味不明)なので、ホントに問題は【菫】なのである。続きを読む

ドキュメント・カラヤン・イン・ザルツブルクvol.45

今回取り上げさせて貰ったカラヤンの言葉は一つ一つが珠玉のような真実で、でも大変に高い知性と思索がなければ辿り着く事は不可能だ。でも、こうして貴重な映像が私達の目に触れ、聴く事が出来るという事は誠に幸いな事である。先にも書いたけれど私はこの《ドキュメント・カラヤン・イン・ザルツブルク》の映像の最後の部分、カラヤンとジェシー・ノーマンのワーグナー【トリスタンとイゾルデ】から《イゾルデの愛の死》のリハーサルと演奏会の部分映像を貰った。いつかこのカラヤンのザルツブルク音楽祭の映像が発売されないものかと永い間心待ちにしていたので感無量である。若き日のサミュエル・レイミーやキャスリーン・バトル、スミ・ジョーやチェチーリア・バルトリなどの映像が満載である。この映像を購入した時は本当に幸せで涙が流れた程だった。
最後に私の最も愛し尊敬するジェシー・ノーマンの映像について少しだけ書きたい。
カラヤンはリハーサルから本番までノーマンには一言も注文や指示を言わなかった。ウィーン・フィルに全ての注文と指示を出してウィーン・フィルにのみ要求をした。ノーマンはただ静かにイゾルデを歌っていた。嬉しさ以上に驚きが大きかった事は言うまでも無い。

ドキュメント・カラヤン・イン・ザルツブルクvol.35

のだめカンタービレ第5巻特別編で千秋が子供の頃ウィーンでの物語が描かれている。そこで千秋はヴィエラ先生に無理矢理弟子入りするのだが、そこに大変興味深いシーンがある。千秋がヴィエラの演奏を聴いて、自分の父親・千秋雅之の言葉を思い出す。チャイコフスキー《悲愴》で、千秋の父親千秋雅之は、
『そんなに大げさに暗く弾いちゃ変だよ。悲しさをただストレートに悲しく弾いたんじゃだめだ。この曲にはチャイコフスキーの秘密と謎が隠されてるんだ。秘密だから謎なんだよ。チャイコフスキーは悲しくてもそれを言う事ができなかったんだ。そんな風に弾いてごらん』
カラヤンの言葉を聴いた時に、のだめカンタービレのこの場面を思わず思い出した。これらの事を自分の独断に満ちた浅知恵で安っぽい言葉を並べ立てて書く事はたやすいのかも知れないが、今の私が間違ってもやるべき事だとは考えられないので、カラヤンの言葉については更なる熟考と歌の勉強と声の鍛錬が必要不可欠だからこれ以上のコメントは差し控えておきたいと思う。音楽の表現とはここまでに深く強固な概念と理論と熟練に支えられ尚且つ才能に恵まれなければ相当に不可能だと思い知ると、私なんかが歌う事は心底怖いと思う。続きを読む

ドキュメント・カラヤン・イン・ザルツブルクvol.25

それでも尚、やはりカラヤンにはどうしても強く心惹かれる。まずこの映像を何度も見て強く感じた事が、カラヤン独特の音楽の世界を形成及び醸造している「カラヤン語録」に関連していると考えられる。多くのカラヤンの言葉の中でも特に印象に残った言葉をこのブログに書きたいと思う。まず、モーツァルトのオペラ【ドン・ジョバンニ】のリハーサル、ドンナ・エルヴィーラとレポレッロのレチタティーヴォの場面。
『歌詞は本当に理解出来るように歌われなくてはならない』
要するに、カラヤンにはレチタティーヴォの台詞が聞き取れなかったのだが、早口ならもう少しゆっくり歌われなければならずいずれにしても高い入場料を払っている観客が理解出来るようにはっきり歌詞が聞き取れるように歌わなければならない、という事である。この言葉を世界超一流の歌手と会話している辺り、私なぞとは住む世界自体が違う(笑)でも、このカラヤンの言葉は歌手の永遠に困難で重大な課題の一つである事に違いはない。言語を話す必要の無い楽器と比べてかなり異なる難問である。カラヤンのお気に入りであったと思われる歌手達でさえこのような要求を突き付けられるのだと実感すると、自分が歌う事が寂しい。続きを読む

ドキュメント・カラヤン・イン・ザルツブルクvol.15

先日パスポートを作りに立川に行った時に《ドキュメント・カラヤン・イン・ザルツブルク》のDVDを見つけた。この映像では、ザルツブルク音楽祭でカラヤンが私の最も尊敬し愛するジェシー・ノーマンとワーグナー楽劇【トリスタンとイゾルデ】から「イゾルデの愛と死」が演奏されている。これはカラヤンとノーマン初のカップリングである。私は、もう15年位前に合唱団の副指揮をしていた人が私がノーマンの大ファンである事を知って、部分的にビデオに録画してくれた映像を頂いたのだが、今回このDVDが発売されるという事で私が見ていない映像もあるので早急に購入した。勿論、カラヤンとノーマンの映像を楽しみに胸を高鳴らせながら購入した。この映像のザルツブルク音楽祭の最後【イゾルデの愛の死】の演奏の後でカラヤンがノーマンの両手にキスする。ノーマンが涙ぐむ。その場面を見ると私まで涙が流れる。私はノーマン来日時演奏会の後に雨の中1時間楽屋口で出待ちしてノーマンと2度握手して貰ったから。やはりノーマンのワーグナーは素晴らしく、私が持っている15年前のボロボロの映像よりも遥に鮮明でしかも私が貰ったビデオには無い映像もあり、購入してから既に十数回は見ている。続きを読む
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