喉の調子を崩して4日目。今は焦り不安、更に辛さや孤独感や疎外感の方が遥に強い。私は本当に演奏会本番で歌えるのだろうか、演奏会本番までに声の調整が出来るのだろうか、演奏会でウィーンでレッスンを受けて来た事をきちんと形にする事が出来るのだろうか。ヤンクミや知人が励ましてくれた。それには本当に慰められた。とても優しく私の切実な思いに大変配慮して下さったメールだった。
一番辛い事は、頑張って大量の薬を飲み、いつもは適当に済ませるはずの食事をきちんと食べて、夜更かしはしないで早めに休んでいる。だがしかし、それでも取れない喉の痛みと腫れが、歌う事以外については極めて無頓着な私の神経をかなり逆なでし、演奏会本番が近づくにつれて苛立ちと悔しさと悲しさとやり切れなさに追い詰められている。どうせ歌えないなら癌にでもなってさっさと青森に帰ってしまおうか、そんな事を考えてしまう。だって私は所詮プロで無いのだから。歌えないのに此処にいたって仕方が無いではないか。そんな風に自暴自棄になったとしても、今更演奏会本番に穴は空けられない。
演奏家というのはつくづく孤独であり、演奏するという事もつくづく孤独な作業だと改めて実感させられた。
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一番辛い事は、頑張って大量の薬を飲み、いつもは適当に済ませるはずの食事をきちんと食べて、夜更かしはしないで早めに休んでいる。だがしかし、それでも取れない喉の痛みと腫れが、歌う事以外については極めて無頓着な私の神経をかなり逆なでし、演奏会本番が近づくにつれて苛立ちと悔しさと悲しさとやり切れなさに追い詰められている。どうせ歌えないなら癌にでもなってさっさと青森に帰ってしまおうか、そんな事を考えてしまう。だって私は所詮プロで無いのだから。歌えないのに此処にいたって仕方が無いではないか。そんな風に自暴自棄になったとしても、今更演奏会本番に穴は空けられない。
演奏家というのはつくづく孤独であり、演奏するという事もつくづく孤独な作業だと改めて実感させられた。
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