晴れの日はANDANTE

私のライフワークである歌曲やオペラ、日々の練習やレッスンについて、気ままに綴っていきます。

2010年06月

ハードロック&へヴィ・メタルとゲーム

ヤンクミ一座の演奏会が終わってから喘息発作の調子が今一つなのだが、何とか持ち直して先日よ〜やっと久し振りにドイツ・リートの練習を再開した。
今年9月にウィーンでレッスンを受ける予定の曲、バッハ、モーツァルト、シューベルトの歌曲、ウィーナーリート、モーツァルトのオペラアリアで約20曲。
そして今年12月に予定しているシューマンのリサイタルの歌曲9曲。
一度の練習3時間では、練習し切れない(滝涙)
それでもシューマンのリサイタル用歌曲9曲は、10月までには暗譜をしてしまわなければ間に合わないので、優先的に練習しなければならない。今から気合をいれて相当歌い込まなければならないのに、最悪の事態。
来月7月〜9月は、ウチの病院は夏休み期間で看護師が順番に夏休みを取る。そのためまたまた人手不足で勤務が苛酷になる。7月は当直10.5回。1ヵ月に21日間は、夜勤をする計算になる。
死ぬわ、こりゃ・・・・・・・・・・(爆死)


まあ別に死ぬなら死んでも良いのだが、延命処置はしないっちゅ〜ことで(笑)


先月、ウチの病棟に音楽関係者が手術のために入院していた。
セッション・ドラマーのお兄ちゃん。といっても、私よりも2歳だけ年上なだけなんだが(苦笑)
手術当日は私が夜勤で担当だったので、多少話すキッカケもあって、手術後落ち着いてから病室に行ったら何と「ドラム・マガジン」を読んでいた。そっから話が大いに盛り上がった(笑)
私は中学〜20歳代前半までは友人と元旦那の影響で、ハードロック、へヴィ・メタルを主に聴いていた。ラットやシンデレラのライブに行き、武道館のディープ・パープルのコンサートにも行った事がある。レインボーやホワイトスネイクやモトリー・クルーやオジー・オズボーンも大好きで、マニアックなトコロではW.A.S.Pも結構イケるクチで、ガンズ・アンド・ローゼスくらいまではかなり聴いていた。
で、そのセッション・ドラマーの患者さんと音楽(主にドラマー)の話に花が咲きまくった(爆)自宅の奥にしまい込んでいたハードロックやへヴィ・メタルのCDやビデオを探したら、3年余り聴いていなかったので全てカビが生えてしまっていたので、全部破棄(誤爆)日頃クラシック音楽のCDやDVD購入で貯めたHMVやAMAZONのポイントを使いまくり、ハードロック、へヴィ・メタルのCDとDVDを再購入しまくった(笑)
レインボー、オジー・オズボーン、ボン・ジョヴィ、モトリー・クルー、W.A.S.P、バッドランズのCDと、オジー・オズボーン、モトリー・クルー、シンデレラのDVDを購入して、専らハマっている。
聴いたり観たりしているともうとっても懐かしくて止まらない。
でも、中学生時代から10年位はずっと聴き続けていたハードロック、へヴィ・メタルである。勘を取り戻すのに時間は要らない(激爆)し、ドラマーの患者さんとも話が大いに盛り上がった。
ドラマーの患者さんには、私が今クラシック音楽の声楽の勉強をしている事をお話しした。非常に驚かれてしまった。

「なんでW.A.S.P聴きながら、オペラ歌うの??????????」

byセッションドラマー談(核爆)
まあぁねえぇ・・・・・・・・・・・・。確かに不思議な現象かも(核爆)ドラマーの患者さんにも相当に大爆笑された(超苦笑)
そして、一つ考え込んでしまったのだけれど、ヘンデルのクレオパトラのアリア「Non, disperar」のようなアップテンポの曲を歌う時の私の感覚は、ど〜もクラシック音楽だけでは無いよ〜な・・・・・(滝汗)
いやあぁ、まあぁ、これは余り深く考えないでおこう・・・・・・・・・・と・・・・・・・・・・思う・・・・・・・・・・・(沈黙)
ドラマーの患者さんは無事御退院されたのだが、機会があったらライブにお伺いする約束をした。
ちなみに私が好きなドラマーは、コージー・パウエルは手堅いトコロで、トミー・リーやランディ・カスティロ、マニアックなトコロではフランキー・バネリなど、手や足が10本づつはあるのではないかと思われるドラマーが大好き。スネアが重いドラマーが大好き♪
元旦那がギタリストなので、ギターも弾けないけどイケるクチである。ギブソンのレス・ポール・スタンダードの音が大好きで、フェンダーはストラトキャスターよりもテレキャスターの方が好きである。シングルコイルよりもハムバッカーの音の方が好き♪
ギタリストは、やっぱりオジー・オズボーン・バンドでデビューした日本人ハーフのジェイク・イー・リーが今でも大好き。ジェイクはサンディエゴ大学音楽院に入学後、ドロップアウトしてギタリストになった。結構、ハードロック、へヴィ・メタル関係は海外の音楽院入学者や卒業者もいる。
う〜ん、声楽が落ち着いたらそのうちギター習おうかな。

でも、クラシック音楽だけに凝り固まらないでいられると、こ〜ゆ〜出逢いもあるし、患者さんとも「音楽」として共通の話題があるとハードで辛い看護師の仕事も時に癒される事も多い。
ドラマーの患者さんが実際にドラムを叩いているCDを頂いた。聴いてみたら、これがまた丁寧で几帳面なドラミングをされていて、やっぱり音楽の演奏って、その人の性格や人間が本当に出るものなんだな、と実感させられた。客観的に人の演奏を聴くという事の大切さをしみじみと感じた。
頂いたCDは、今病棟中の看護師に回して、皆で聴いている(笑)
ヤンクミ一座の演奏会の前日に千葉入りする前に病院の外来受診した時に、ドラマーの患者さんからゲキを頂いた。
同じ演奏家としてジャンルを超えて、本番直前に励まして貰える事は、とってもとっても励みになるし嬉しい事である。


もう一つ、少しだけハマっている事がある。
先日、とある方とお知り合いになって、その方が激しくゲームがお好きとの話を伺って、長く中断していたゲームに少おぉ〜〜〜〜〜しだけ手を出している。
と言っても、私はスーパーファミコンの世代なので、今のゲームには殆ど興味が無い。
それに何と言っても、看護師の仕事をしながら声楽の勉強をして、その上ゲームにハマってしまったら「世界最強の引きこもり」が誕生するであろう・・・・・とゆ〜事で、もう随分以前にゲーム機は全て撤去してしまったのである。
現在は、携帯のアプリで「ロマンシング・サガ」と「ファイナル・ファンタジー4」を、時々気分転換にチビチビコソコソ細々とプレイしている。
ホントは「伝説のオウガバトル」「タクティクス・オウガ」もやりたいんだけど(涙)


まあ、たまには気分転換も良いかと(爆)
嗚呼、ウィーンのレッスンの勉強とシューマンのリサイタルの勉強しなくちゃ・・・・・・・・・・(溜息)


ポンちゃんのお言葉

ヤンクミ一座演奏会のため前日19日に1時間程軽く発声練習を終わらせて午後千葉入りした時は、梅雨は一体何処に消えたんだあぁ???と思う程の晴天で、千葉駅前には、管総理大臣と福島大臣が駅前演説を行っていた。当然、厳戒態勢。

ホテルにチェックインだけして、早々にヤンクミ宅に最後のピアノ合わせに向かった。体調のため、非常に声帯が充血していて炎症を起こしやすい状態で、そうそう目一杯の声は出せなかったので、ヤンクミとのピアノ合わせは本当に気になる箇所をピンポイントで合わせるだけに留めた。風邪では無い。それは去年の教訓と毎日の「せんねん灸タイム」で風邪対策は万全だった。が、体調とは自己管理だけではど〜にもならんモノもある。
ヤンクミ宅に到着して自分のコンディション状況を説明したらすぐに納得了解して頂けた♪とゆ〜事で、前回の演奏会会場での通し練習の時に気になった箇所と、今回初めて歌う1曲目「Non, disperar」だけを通して練習を行った。
「Non, disperar」は、ダ・カーポ部分で途中楽譜の正規の音よりも1オクターブ上げて歌う音を、楽譜通りにトリルだけ付けて歌う可能性を説明して、実際にその練習を行った。特に問題も無く、また自分の今のコンディションではテンポ的には多少ゆっくりめの方がしっかりブレスを取り易いので、コンディションの悪さから余り焦らないように気持ちを切り替えて、それをヤンクミにもお伝えした。今迄の練習よりもブレスを小まめに行う事により、きちんと声帯〜頭部を体全体で支えた低く深いポジションでの発声を心掛けた。これが、今の私としては大曲を歌っても極力声帯の負荷を減ずる方法であるからである。
フィギアスケートの高橋大輔選手と同じ。ミスした場合を十二分に想定した練習を繰り返し行う事。どのようなミスが考えられるのか、ブレスが切れやすい部分はどのフレーズか、もしブレスが持たなかったとしたらどのように立て直すのか。それらを入念に検討して事故の被害を最小限度に抑えるためには、ヤンクミの協力が勿論必要だが、何よりも自分自身がリスクを想定した練習を継続的に集中的に行わなければならない。当然ヤンクミにはブレスの箇所が増えるであろう事、そして頻回なブレスに構わずヤンクミ自身のペースでの切れない伴奏を行って頂く事で合意した。

ヤンクミとの最終ピアノ合わせが終了した後、幾つかの用事を済ませて千葉そごうでお粥を夕食にしたのは夜6時過ぎていた。その後ホテルへ戻り演奏会本番のための全身ケア。まずは「せんねん灸タイム」から。全身せんねん灸尽くし。全身のお灸が終了するまでに30分以上かかった。その後入浴。疲労を除いて出来る限り全身の代謝能力を上げなければならなかった。入浴に30分以上。その後、そこらの入院患者の4〜5倍はある内服薬を腹一杯に飲んで、演奏会当日朝の発声練習を行うスタジオに電話を掛けたのが夜10時。大変な事に、毎年使用しているスタジオに空きが無い!!!!!困って携帯で千葉市内のスタジオを検索、何とか午前中に予約を取る事が出来た。考え付く限りの準備を済ませてようやく寝ようと思ったら、夜11時を過ぎていた。


演奏会当日、朝5時。
呼吸困難とともに覚醒。外は薄明るかったが、今にも雨が降りそうな雲行き。
喘息発作とともに迎えた、演奏会当日。前日夜、こんな事もあろうかと思い普段の倍量のステロイドホルモン剤を内服して眠ったにも関わらず、この始末。だが凹んでいるヒマも諦めるような鷹揚さも私は持ち合わせてはいなかった。すぐに朝の内服薬を飲んで早速追加の「せんねん灸タイム」を施行。喘息の吸入薬をいつもの3倍はたいて、副作用が落ち着いた頃に再びうたた寝した。このためか、スタジオでの発声練習は時間的にギリになってしまった。例年なら演奏会本番会場入りしてから飲むユンケルやリポDを朝から飲みまくり。
例え、喘息の重積発作を起こして呼吸が止まったって、歌う前に敵前逃亡するぐらいなら、堂々と呼吸停止してやる!!!との心意気で、演奏会本番会場入り。早速ヤンクミに喘息発作の状態を報告した。最終通し練習の30分間のうち、私が練習可能な体力は半分の15分だけだった。
喘息発作の特徴は、上手く息を吐く事が出来ない。まるで強力なサポートストッキングで絞めつけられるような胸部不快症状が強い。上手く息を吐けないという事は即ち、上手く息を吸えないという事に繋がる。無論、4小節ものロングブレスはほぼ不可能。
恐らくは、1日分のステロイドホルモン剤を1度に内服して、4〜5日分の吸入薬の規定量を僅か3時間で吸入して、演奏会本番直前まで4〜5リットルの水分を摂取した。心拍数は100以上が5時間は続いた。
これは流石に、結構キっつかった。
会場入りしてからもずっと、どんなに呼吸が苦しくても黙って休んでいる訳にはいかない。そんな事をしていたら体が固まってしまう。楽屋入りしてからはずっと柔軟体操、ストレッチを続けた。この体力と精神力に関して言えば、看護師という職業柄、本当に自分は鍛えられていたと考えている。
期待に違わず色々と困難試練のオンパレード♪

午後2時、演奏会開始。
まずは2台8手のピアノ演奏から始まった。開場してから比較的余裕を持ってメイクを行った。
何しろ、クレオパトラなのでメイクが濃い(笑)アクセサリーも派手(爆)
しかも1曲目の「Non, disperar」では、ドレスを太腿ギリまで捲り上げて網タイツとハイヒールを見せながら踊りながら歌う、という私自身としては前代未聞の歌唱(超苦笑)
この喘息発作で息もロクに吸えない吐けない時だったが、出来る限り大きな変更はしたくなかった。

何故なら、今迄、去年のヘンデルのリサイタルも含めて、出来る事は総てやって来た。
私が出来る限りの最大限の練習はもう充分にやっている。
後は、自分自身のやる気と意思と貫き通す強さだけが自分自身を支え、私だけの「クレオパトラ」の演奏が出来るし、それしか私には残された方法は無かった。だから、迷う事は一つも無かった。
途中でブレスが切れようが、途中で呼吸停止しようが、私は私の「クレオパトラ」を5曲歌いきる。
そう考えていたら、ヤンクミからいつもの言葉が出て来た。

「さあ、楽しい音楽の時間にしましょう」

その言葉に押されて、総てを押し切って押しのけて、舞台に立つ事が出来た。
練習とは何も変えない、変えたくない。
自分にはきっと出来るはず。
そう信じて、ヤンクミに目で合図を送った。


歌い出し、全くブレスが足りない、持たない。但し、約1時間近く断続的に行っていたストレッチのお陰か、いつもの演奏会1曲目よりも体のポジションの重心を比較的下に取る事は出来ていた。最も顕著に表れていたのが、中高音域の音程。過去の演奏会では、緊張の余りにブレスが浅くなりブレス不足に陥る事が大半を占めていたのだが、今回は喘息発作による換気障害のためのブレス不足という事態を十分に予測し対処したのだろうと考えている。もう一つの要因は、2度のリサイタルの経験から長丁場に慣れた事、力配分のバランスが成長したというふうに考えている。
どんなに呼吸が苦しくて、いや、実際には大量の吸入薬で随分と呼吸困難は改善されてはいたのだけれど、やはり喘息発作を起こしていない時に比べて遥かに呼吸機能が低下している事には変わり無かったので、外した部分は幾つかはあったのだが、去年のヘンデルのリサイタルでも歌った2曲目以降「Tu la mia stella sei」から「Venere, bella」までは比較的、去年のリサイタル時よりも表現する意志を感じ取って貰う事の出来る歌唱が出来たと考えている。
アジリダを極力押さないで発声出来た事が、そして、緩急を付ける事が表現としてのテクニックに繋がると同時に、目いっぱいの力技で押して出す発声よりも遥かに体力的消耗を抑える事が出来るという事を実際に体感出来たという事が、一番の成果であったと考えている。
まず、声帯が炎症を起こしやすい体調であり、喘息発作による呼吸機能低下状態である事から、なるべくコンパクトにエコで、しかしミルヒー先生が「あなたの声」と指摘した、太くて深い発声を決して犠牲にせず疎かにせず、体の支えの不足による息漏れから来るブレス不足を、上手くフレーズ毎にコントロールするという一つの最悪のギリギリの選択肢として実際に演奏に活かす事が出来たという事は、一つの大きな成果だったと確信している。こうして実感した経験として、アジリダが多くてもそれが決して声帯疲労に即繋がるとは必ずしも言い切れないという新たな認識を持つに至った。
そして、余分な力の抜けたアジリダは、ちゃんと表現に繋げる事が出来る、という事も。

全身汗だくで4曲のクレオパトラのアリアを歌った。
もう、メイクは総て流れ落ちているのではないのかと思う程の、汗。
そして、ピアノに合わせた空調のため、1曲歌う毎に乾燥する喉。本来の打ち合わせでは、2曲に1度は水で喉の乾燥を緩和させる予定が、1曲毎に水を口に含んでいた。
でも、一番最後に残された、クレオパトラの一番ドラマティックなアリア「Se, pieta」
今回は、レチタティーヴォから歌う。この「Se, pieta」のレチタティーヴォの後半のピアニッシモで歌う部分の出だしのピアノ伴奏は、私がヤンクミに、

「もっと自由に音を増やして欲しい」

と、特注を出した部分でもある。しかも、非常に音程が取り辛い部分である。ゲネプロでも何度も何度もヤンクミと確認作業を行った。去年のヘンデルのリサイタルで歌ったアリアの練習の3〜4倍は自己練習を行った部分である。ヤンクミも、非常に工夫を凝らして技巧的にドラマティックに、しかし決して私が歌い辛く無いように配慮してくれていた。
それでも全身汗だらけで、喘息発作で、既にこの「Se, pieta」を歌う体力を何処から捻り出せば良いのだろうか、と正直苦笑せざるを得ないコンディションではあった。
でも、この「Se, pieta」は、私が尊敬して止まないレオンティン・プライスを手本として勉強し、その他のどの歌手の演奏も一切参考にはしなかった、今の私が歌う事の出来るドラマティックなアリアの限界である。この曲を歌わずして、クレオパトラを歌ったとは言えない曲である。
去年、風邪で喉を痛めながらも喉が千切れてもいいから最後まで歌わせて欲しいと舞台上で祈った、シューベルト「こびと」と同じように、舞台上で祈った。ヤンクミは、私に十分な祈りの時間を与えてくれた。

結果、神様はギリギリ耐え得る声帯を私に用意して下さった。
静かに左手を高く振りかざして、観客の顔は全く見る事無く天だけを見据えて歌う事が出来た。
流石に喘息発作を起こしての5曲目、しかも自分自身の限界のドラマティックなアリア。音程が崩壊しそうになるのを、一つ一つ丁寧にギリの段階で持ち堪え、一歩づつ一歩づつ、私自身のクレオパトラを歌った。
ヤンクミの伴奏は、凄かった。完全と言える程に私のブレスを読んでくれていた。
恐らく、ヤンクミ程私のブレスを的確に読んでくれるピアニストは、稀であると思う。


私のクレオパトラを一時休止とする事が出来る。ヤンクミのピアノ無しには出来ない演奏だったと、深く深く心から感謝している。
全身汗だくで、メイクもほぼ落ちてしまっていて、絶世の美女クレオパトラも何処へやら(笑)
歌い終わってホッとして、腹が減って疲労困憊で、喘息発作も丁度良く(???)落ち着きを見せた。
演奏会は2台8手のエルガー「威風堂々」で幕を下ろした。
ヤンクミ一座、15周年記念コンサート、度重なる会員の不測の事態により、元の会員数の半分近くまで減少し、来年は活動を一時休止する。それでも、初期メンバーから私のような途中参加メンバーまで、皆で15周年記念という意気込みが確かに存在した。モーツァルトが得意だった病院長の奥様がラフマニノフに挑戦し去年の雪辱を果たし、フランス・エスプリのショパン@仲間由紀江であるヤンクミがガーシュインをパンツルックで演奏し、音大には行っていないにも拘わらずモーツァルト「2台のためのピアノのためのソナタ」の1stピアノを弾いたピアニストは、今私の新しい挑戦のための大きな勇気を提供してくれた。今年、多々の事情により参加出来ない方々も聴きに来てくださって、本当に小さいけれど充実した、次のステップに繋がるヤンクミ一座の演奏会になったと思う。
皆会員は、家庭の主婦で、夫の面倒と子供の世話と仕事と、舅の介護をしながらの勉強、練習、参加である。途中メンバーが入れ替わる事があったとしても、15年間継続するという事は並み大抵の事では無いと考えている。私が参加したのは15年の内の僅か半分に過ぎないが、それでもこのヤンクミ一座が私自身の成長の大いなる手助けをしてくださった事には何等変わりが無い。
改めて心から感謝の意を申し上げたい。


演奏会が終了してからドレスを着替える間も無く記念撮影、会場の片づけに入った。
私がパイプ椅子を畳んで片づけていると、数名のオバサマ方々から声を掛けられた。
「毎年、素敵な歌声を有難う」
「今年は参加されないのかと思っていましたんですけれど、パンフレットの最後にお名前があったので嬉しかったです」
「有難うございます。これからもまた歌を聴かせてください」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
まさか、まさか私のファンがいたとは、思ってもみなかった(爆)
本当に驚いた。4年前私がヤンクミ一座に復帰した時から、聴いて下さっているようだった。
皆様、上品な御婦人方だった・・・・・(滝汗)
ヤンクミに後日、お目障りな私の太腿を見せてしまい大変恐縮です、とお伝え下さるようお願いした(爆死)


演奏会が終了して東京に直帰の私を、ヤンクミと、ヤンクミの旦那様通称「ポンちゃん」がわざわざ千葉駅まで車で送ってくださった。私は9月末からウィーンでのレッスンが決定しているので、後日行われる打ち上げ会には出席出来ない。なので、ポンちゃんのお勧めで、私がウィーンのレッスンから帰国したら、ヤンクミ、ポンちゃん、私の3人で改めて飲み会を開きましょうという話しになった。もうすぐ千葉駅に到着、というトコロで車を運転中のポンちゃんに私はいっこ質問をした。

(私)「ポンちゃん、いっこ聴きたいんですけど、私、クレオパトラに見えましたか?」

と尋ねると、ポンちゃんはこっくりと頷いて、

(ポンちゃん)「完璧です」

と、答えられた。
男性から「完璧なクレオパトラ」と言われて、嬉しく無い女性はいないのでは???と思うのは、私一人だけだろうか。無論、お世辞も入ってのプラスアルファは当然であろうが、少なくとも容姿では無く、音楽や歌声であってこその「私のクレオパトラ」なのである。
ポンちゃんの一言だけで、このヤンクミ一座の演奏会は十分だったと、今だからこそ思う事が出来る。
ちなみに、演奏会には約30〜40名の方が聴きに来てくださっていたのだが、今回最も最も重要である演奏会のアンケートを書き置きして下さった方は、たったの3名しかいなかった!!!!!
ヤンクミに後日、出来る限りのアンケート回収をお願い申し上げた(気絶)



電車に乗っていた私を待ち受けていたのは、次の新しい挑戦とウィーンでのレッスンの事だった。
既に、ヤンクミ一座演奏会の感慨に耽っている余裕は、カケラも存在しなかった。
何故なら、自宅に到着する少し手前の駅での電車待ちの時間に私は泣きながらヤンクミに電話していたからである。
一昨日夜中に帰宅してから、昨日は夜勤入り。
今日は、夜勤中朝5時に喘息発作がまたも勃発。天気は演奏会当日と同じ様な、曇り空。
そして、明日もまた夜勤。
取り敢えず今の目標は、今年9月のウィーンでのレッスンに、生きて行く事かな♪
今は、ポンちゃんオススメ「麦とホップ」堪能中。出演は田村正和と「仲間由紀江」♪

ラストスパート

ヤンクミ一座演奏会まで、大詰め。
ヤンクミも何とか解熱して体調は回復したとの事。ホッ。

1週間の禁酒期間開始当日から、いきなり喘息発作が勃発して久し振りに死にかけた。結局吸入薬の薬量を倍増されて、副腎皮質ステロイドホルモン剤の内服が開始されてしまった。
まあ、演奏会に穴を空ける訳にはいかんし、喘息発作が改善しないとどのみち歌えないので仕方が無い。
兎に角、薬漬けの毎日なのだが、今年は「せんねん灸」のお陰様で、喉の方は疲労の割には、元気♪
今日も午前中色々な雑用を済ませてから、スタジオで3時間練習。と言っても、もう本番直前なのでがっつり3時間歌うような事は無く、どっちかって〜と、ブラブラしながらチェックの必要なレチタティーヴォや、アリアの1曲目「Non, disperar」を細かく丁寧にお浚いした程度。休憩時間の方が長いくらいのペースで練習をおこなった。
基本的に、私の場合演奏会本番前は纏めて休日を取るので、演奏会本番前後の勤務は大抵が連続夜勤(死)
休日初日よりも、休日2日目の方が蓄積していた疲労が出やすく、何だか体調が悪くてスッキリしないカンジが強いのだが、これは仕方が無いしいい加減慣れて来た。

午後3時間のスタジオ練習が終わってから、予約していた美容院に行ってカット&カラー♪
今日は、指名している訳ではないんだけれど、いつも私を担当してくれる美容師さんがいなかったのだけれど、オーナーの美容師さん(おばちゃん)が担当してくれたのだが・・・・・。何と、去年12月のヘンデル・リサイタルの時のヘアスタイルよりも、今回の方が髪型もヘアカラーも、私の超イメージ通り〜〜〜(はぁと)これくらいバッチリとヘアスタイルがドンピシャだと、演奏会本番への気合いも入るというもの(爆)
明日、ヤンクミが見たら、ビックリするかな〜(笑)

全体的なクレオパトラの歌唱については、5曲中4曲が去年の12月にリサイタルで演奏しているだけあって、全体的には安定している。
一番の問題は、やはり1曲目「Non, disperar」をどこまで丁寧に表情豊かにアリアの内容を考えながら、最後のアリア「Se, pieta」と大きく顕著なコントラストを付ける事の出来る歌唱が出来るか、という事である。
それと、5曲全曲で40分弱歌うので、相当な体力が必要である。躍動感溢れるアリアであり、しかも体の柔軟性が無いと総て声帯に負荷が掛かってしまい、喉を壊してしまうので、全身汗だくで歌う程に全身の筋肉から骨格から全て総動員で歌う事になる。
体力勝負。まるで、我慢大会の様相を呈している。
嗚呼、年とったなあぁ・・・・・と身に染みる(凹)

取り敢えず、荷物の準備は総て出来あがったので、明日は朝イチ病院を受診してからスタジオで発声練習を行って、千葉へ向かう。
毎年の事だけれども、自分が今迄勉強した事を演奏会本番のステージで出せるように、準備を整えている。
楽しいクレオパトラ、妖艶なクレオパトラ、怒りのクレオパトラ、悲しみのクレオパトラ、愛のクレオパトラ。
たった5曲のアリアではあるけれども、自分がこれら全てのクレオパトラになって、聴いている人にそう伝わったら、嬉しいなと思う。
今回は、

「右手にエジプトの旗、左手にローマの旗を掲げた、闘いの女神、女王クレオパトラ」

って雰囲気で♪



この2〜3日、ほんっと〜に心の底から実感したとゆ〜か身に染みた事がある。

「余りにも狭すぎる我執の世界の硬化した偏執的思考に凝り固まったイイ年の大人が、上から目線で偉そうに大威張りで、常識のカケラも無い暴言をアカの他人に押しつける、そんな激馬鹿、大大大っ嫌い」

ホント、ウンザリ。社会の迷惑。存在価値無し。一言で言うと、

「ウザい」

ですわ。マジで。
このブログ読んで、気付いてくんないもんかな。
そんで、二度と私と関わり合いにならないで欲しい。
どっか消えてくれえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・(エコー)


さて、明日は頑張ろう!!!
早く、冷たいビールが呑みたいっっっ!!!!!




熱を出して寝込んでしまったヤンクミ


早速の喘息発作シーズン到来(怒)
一昨年、昨年に比べて新しい吸入薬の登場で喘息発作の頻度は激減したものの、やはり昨日・今日のような気候は最悪の喘息日和。
昨日、今日とかかりつけの近所の呼吸器内科で治療を受ける。
今日は、クリニックで治療が終わってから、スタジオで3時間練習。
クレオパトラのアリア5曲、ヤンクミ一座の演奏会までもうカウントダウンに入ってしまったので、多少体調が悪かろ〜が、1分たりとも時間は無駄には出来ない。
風邪をひいたり喉を痛めている訳ではないので、声を出す分にはそれ程問題は無いのだが、喘息発作のためか治療を行った後であっても、多少呼吸機能が低下しているようで、ロングブレスが持たない。
特にクレオパトラのアリアは、4小節以上のロングブレスは多いし、2点F・G・Aという5線の上の比較的高音域が多い。
幾ら喘息発作の治療後の練習でも、流石にしんどかった。
最悪、演奏会本番前には、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)の投与も視野に入れなければならないだろうと、真剣に考えている。

このヤンクミ一座の演奏会が終わったら、休む間も無く9月のウィーンでのレッスン曲の練習と勉強、12月のシューマン歌曲リサイタルの勉強を即座に開始しなければならない。
ウィーンでのレッスンは、バッハ、シューベルト、シューマン、ブラームスの歌曲、ウィーン歌曲、モーツァルト「ドン・ジョバンニ」のドンナ・エルヴィーラのアリア、「魔笛」のパミーナのアリアの勉強と、非常に沢山の曲の勉強を行わなければならない。
だからこ今回ヘンデル「エジプトのジュリアス・シーザー」のクレオパトラのアリア5曲を歌ったら、暫くの間はイタリアオペラの勉強から離れる事になってしまうので、今回クレオパトラをきっちり歌って、自分のレパートリーとして確立したいトコロ。
そのため、多少体調が悪かろうが、喘息発作が出ようが、去年のように風邪で喉を痛めながらもシューベルト「こびと」を最後まで歌い切ったように、今年も意地でも頑張り続けなければならない。


幸い、先日のヤンクミとのゲネプロである程度通して歌ったが、悪くは無かった。
強いて言えば、今回新曲の「Non, disperar」の音程が所々不十分なトコロがあった事、レチタティーヴォの声の響きや息の流れが若干力が入り過ぎている事など、気になる点も多かった。
そして、何よりも時間切れで、ゲネプロ中に途中で演奏を中断されてしまったのが、エラいショックだった。
せめてゲネプロだけは通して歌いたかったのだけど・・・・・(滝涙)
それでも、まずまずの出来だったので良しとした。
但し、クレオパトラのオペラアリアはどれも大曲であり、非常に体力を消耗する。ゲネプロ当日は2時間半電車に揺られて来たので、同一体位で座りっ放しのため、ゲネプロの前は体が固まってしまっていた。
こんな状態では、クレオパトラのアリア5曲は歌えない。体全体の柔軟性が非常に要求される発声や音域の広さや高音域から低音域まで、あらゆる事に対処しなければ歌えないアリアである。
千葉に到着してからも、約30分くらいずっとストレッチを行っていた。
演奏会本番当日は、連休も取ったし多少疲労は取れているはずなので、兎に角クレオパトラのアリア5曲きっちり歌えるだけの十分な発声練習とストレッチが最重要課題である事は、どうやら間違いがなさそうである。


最近、発声練習に、ヘンデル「エジプトのジュリアス・シーザー」のコルネーリアのアリアを使用している。私は、音域は広く出るのだが、低音域の響きが若干弱い。それに、低音域から徐々に発声練習を行って行く方が声の響きが当てやすい、という傾向にあるためである。
コルネーリアは、声域としてはコントラルトであるので、日本でもウィーンでも演奏会で歌うとなると却下されるであろうが、苦手な低音域を鍛えるためにこれ程までに適したテキストは無い!!!と私は考えている。
コルネーリアのアリア「Non, ha che piu temere」を最初に軽く発声練習として歌っている。
勿論、ウィーンのレッスンには持って行きません(爆)
それから、クレオパトラのアリアは全曲ミルヒー先生からレッスンを受けているので、ウィーンのM先生やN先生にはクレオパトラは持って行かないが、その代わりセストのアリア「Cara, speme」をウィーンのN先生とM先生のレッスンに持って行く事を想定して、自己練習を開始した。譜読みの目途がついて通して歌えるようになったら、谷岡先生のレッスンを受ける予定である。
ウィーンでは、私の声ならセストは結構イケるのではないか???と考えている。
まず、自分自身のセストの歌唱を掴むまで、歌い込まなくてはならない。しかし、クレオパトラを勉強して歌った事により、セストに対する分析やイマジネーションも充分に私自身の中に蓄積されているので、これを大いに活用しないテは無い(笑)

過去、友人と認めた人物に勧めたセストのアリアだったが、私の先生に非常に不敬で失礼無礼千万極まりない態度を取った挙句に、私が貸したCDを返却しないで、私が手紙を書いて返却を求めても無視するという、人間としては最低の部類の人種に、わざわざセストのような心もアリアも美しい曲を歌う資格があるとは、太陽が西から昇っても考えられない。
ど〜せ、こういう人間はロクな死に方をしないだろうから、放置。


昨日、某ピアノブログの記事をヤンクミにメールでお知らせした。
私自身読んで、本当に呆れかえって言葉も無かった。
しかし、もう30年以上ずっとずっと真面目に真剣にピアノと向き合い、ピアノを演奏し続け、病気や困難を乗り越えながら、連弾サークルを15年以上継続し、ピアノ教室で子供に教え続けている、ずっとずっと長い間ピアノと真正面から向き合って来た、ヤンクミのようなピアニストは、こんなブログを読んで大いに怒るべきだと私は考えて、ヤンクミにお知らせメールを送った。
今日の朝、ヤンクミからメールが返信されて来た。

「怒るというよりは、気分が悪くなって熱が出ました。この人は、一体ピアノを何だと思っているのかわかりませんね。自分の事はしっかり棚上げして他人をとやかく言いたがるなんて気分が悪いです。私はもうこの人の考え方には幻滅しました。無視します。
早く立ち直り、熱を下げますね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ヤンクミの気分を悪くさせ、熱まで上げさせるブログの文章。
私の性格よりも、余程性質が悪い(爆死)
ヤンクミが早く回復するように、お詫びのメールを送った。


さて、今日はもう寝る。

「beau」と「joli」

先日、日本歌曲の演奏会にお招き頂いて、聴きに行って来た。
夜勤の手術患者さんが約2時間の手術で殆ど痛みも無く、非常に落ち着いた夜勤だったので助かった(爆)

私は日本歌曲を習った事が無い。理由としては、今迄レッスンを受けて来た先生方々から日本歌曲勉強の許可を貰っていなかった事、イタリア歌曲・イタリアオペラとドイツ歌曲・ドイツオペラだけで手一杯である事、日本人が日本歌曲を歌ってきちんとした「日本語」に聴こえない事ほど恥ずかしいものは無いと自分自身考えているのでどうしても手が出無い事、等々。
要するに、私にとって日本歌曲とは非常に難しいジャンルの一つである。

但し、先日の日本歌曲の演奏会を聴いて、多くの発見があったことを非常に喜んでいる。
まず、今迄の私自身だったら聴いた事の無い、まして現代曲の日本歌曲だったら、飽きてしまって演奏会終了まで集中して聴いている事が出来なかったであろう事。今回は、演奏会にお招き頂いたという理由もあるのだが、自分自身、聴き手としての幅も広がって来たのかな、とちょっと嬉しくなった。
そして、1曲も知っている曲が無かった事により、全くの先入観無しで聴く事が出来た。
これは、音楽を聴く側としては非常に楽しい事であった。

全部で8人の歌手の方々が歌われた。
夜勤明けで休養時間が少なかったが相当集中して聴いた。
まず強く感じた事が、やはり日本語がちゃんと聴き取れるかどうか、という点。これに関しては大きな差が付いていたいたように考える。
無論、発声の問題とも大部分リンクしている問題である。1名ソプラノ歌手が、日本歌曲2曲丸々オペラアリアのような大声量で歌っていた。勿論そのような日本歌曲なのかも知れないのだが、聴いている方は非常に疲れたし、飽きてくる。
発声に力が入り過ぎると、言語が疎かになって来る傾向性は否定できないというのが、客観的に感じた事である。この事に関しては、日本歌曲だけでなくイタリア歌曲やドイツ歌曲に関しても自分自身に当てはまる事なので、聴いていて相当に自戒の念を抱いた。
技術的には、歌曲の大きなポイントとしては、緩急を駆使して詩や言葉を丁寧に「語る」事が歌曲としては最低限度の御約束なのだと、観客席に座って聴いていて改めて思い知らされた。
努めて端正な歌唱を心掛ける事、詩の内容や情景の解釈や分析に対する思い入れだけでなく、イマジネーションの豊かさが要求され、且つ日本語として聴き手に理解されなければいけないのだという事を強く認識させられた。

日本歌曲というと、どうしても綺麗な日本人的軽めのソプラノで儚げに、などという相当に阿呆な先入観を持ってしまっていたのだが、それが非常に恥ずかしい間違いであった事を、思い知らされた。
最後に歌ったベテランのソプラノ歌手の方は、日本人としては非常に豊かな声であり、決して声を出すのでは無く響きの上に端正な日本語を乗せた、非常に美しい歌唱であった事が印象に残っている。
思わず、私にも日本歌曲歌えるかなあぁ・・・・・、と思わせてくれた歌唱であった(苦笑)

基本的に、私には日本歌曲は向かないかも知れない、とも感じた。
楽譜通りの譜読みを厳密に行えるか、という点は非常に難しい点である。無論、日本歌曲専門の先生にレッスンを受けなければならないだろうが、日本歌曲の勉強を始めるのであれば、相当にイタリア歌曲・イタリアオペラやドイツ歌曲・ドイツオペラとは切り離して切り替える覚悟が必要であろう。
日本歌曲、イタリア歌曲、ドイツ歌曲、全て発声や歌唱法自体が違う。当然の事である。それを前提にして勉強し歌わなければならないのは至極当然の事であるが、発声や歌唱の切り替えに相当な年月や時間を要するだろうとも考えた。
発声、言語、表現、その国の歴史などを十二分に踏まえた作曲家や国民性の違いが顕著であるため、全く違う勉強を行わなければならないのが、当然である。
今以上に、複数の先生にレッスンを受けるのも、明らかである。

私は現在、日本とウィーンで合計6人の先生に師事している。
良くアマチュアでは、複数の先生に師事すると矛盾した指摘を受け混乱の原因になるとか、明確な言語での指導では無く抽象的且つ感性的な指摘で理解するのが困難、という意見が存在する。
しかし、それは本当に適切な認識であろうか??????????
複数のジャンルの曲を歌うのであれば、その違いを最も明確に認識・自覚した勉強方法が必要不可欠である。専門性という事を自己のレベルまで乏める事は、謙虚さを欠いた認識不足による尊大で不遜な単なる「勘違い」であろう。
並行してレッスンを受けている先生方の指摘を自己が熟慮していない事、何よりも複数の先生から指摘された内容を自分の都合の良い解釈で歪曲した結果、それを「矛盾」という誤認にすり替えている可能性は大きい。
複数のジャンルの曲の専門性を注意深く丁寧に分析・理解・認識しながら、多くの指導内容に適応して行こうと言う意欲と努力と謙虚さがなければ、勉強する資格は無いと私は考える。
自分の好きな曲を好きなように適当に歌っていれば良いだけの事である。
自分自身の声帯や肉体はレッスンを受けてる先生とは全く別個の個体なのであるから、発声や歌唱法の指導が抽象的に感じられるのは、至極当然の事である。
「あなたの体のこの筋肉とこの骨をこう動かしたら、このような声が出ますよ」
なんて指導、訊いた事が無い(呆)

重要な事は、自分自身と先生とは飽くまでも別個の個体という認識から、自分自身の声や歌を通して先生に指導された内容をどこまでも主体的に把握し、自分自身の声や歌を先生から受けた指導に最も近づくような鍛錬と練習を意欲的に継続する事である。
複数または多くの先生から並行し継続的にレッスンを受けて勉強するという「適応能力」とは、自らの努力でしか獲得される事は無いが、真摯に謙虚に探究を継続して行く事で十分に獲得可能な「技術的能力」であるという事が言えると私は考えている。

最後に、日本歌曲に招いて下さった方はとても美しい声をされていた。
ヤンクミが以前私に話してくれた事がある。

「フランス語で、綺麗と美しいでは言葉が違うんですよ。フランス語で綺麗は《joli》、美しいは《beau》というんだけど、あなたの声は《beau》の方が大きいと思うの」

前のブログで、ベートーベンの映画に関しても書いたが、先日の日本歌曲の演奏会を聴きに行ってから益々この「綺麗」と「美しい」の認識の違いについて思いを強く持つに至った。
日本では多分に混同されてしまっている「綺麗」と「美しい」という概念や感性を、もう一度一から磨き直さなければならないという事を非常に危機感を持って認識させられた。
ちなみに、私を日本歌曲の演奏会に招いて下さった方の歌声は、私にとっては《beau》として心に響いた事がとても印象的で、感動的だった。
やっぱり、生演奏はいいなあぁ・・・・・と思った。

明日は、ヤンクミ一座のゲネプロであ〜る♪

忘却

ブログを書く事を、すっかり忘れていた。
つ〜か、ブログにアクセスする事すら、最近は激減していた(苦笑)


5月末、やや遅めのゴールデンウィーク代わりの4連休。
久しぶりに腐る程寝て、ゆっくり練習が出来た。
酒も随分多量に呑めた(笑)
疲労が軽くなると、練習しても声帯の疲労度合いや、声量が全然違う!!!!!

1日、千葉のヤンクミの自宅へ伺って、2度目のピアノ合わせを行った。
今回は、私の方から積極的に伴奏についての注文を行った。
テンポ。兎に角、私の歌うテンポやリズムを落ち着いて聴いて頂く事をお願いした。
ヤンクミは非常にピアノを弾ける方なので、楽譜からその音形でリズムやテンポを読み取るらしい。
私は、特にオペラはビジュアルから入る事、それからクレオパトラに関しては既に自分自身の歌唱が定着しつつある事などから、最近はピアニストに合わせるという考え方をしなくなった。
そういう訳で、今回のヤンクミとのピアノ合わせは、気になる箇所、主にレチタティーヴォを中心に集中的に繰り返しピアノ合わせを行った。
こればっかりは、ヤンクミに理解して頂き、私の歌唱に慣れて頂く以外に他は無い。
私の方から、実際には楽譜にある音符でもレチタティーヴォに合わせ辛い音は弾かないでもらったり、逆に実際の楽譜に書かれている和音よりも、自由に音を付け加えてもらったりと、非常に沢山の提案をヤンクミに行った。
それがまた、バロックの面白さ、醍醐味だとも考えているからである。
結果「Se pieta」のレチタティーヴォは非常にカッコ良い〜〜〜!!!と思える出来具合いになった(激爆)
でも、ヤンクミ自身が、私のクレオパトラに対する解釈や理解、思い入れや気合いなどを非常に良く認識してくれているので、殆ど問題は無いと考えている。
後は、演奏会本番までの体調管理に、尽きる。
取り敢えず、今月のゲネプロまで再び自己練習に励む事で、経過は順調♪


今年のウィーン行きの日程が、ほぼ固まってきた。
9月末頃になる予定。
先日、ウィーンのM先生とメールで日程の調整を行った。
最近はユーロも多少安いので、先日多少ユーロにチェンジを行ってきた。
100ユーロ札が結構あると、何だか妙にリッチな気分になれた(爆)
但し、喜んでばかりもいられない。
今年のウィーンでのレッスンは、かなりハードなものになりそうだ。
いや、相当ハードなレッスンになる事、ほぼ確定。
それもこれも、新しく始めた事によるもの。
今後も非常に厳しい状況が続く。
ひょっとしたら、レッスンを受ける先生を新たに探さなければならない可能性も、出てきた。
今の所、非常に困難が大きいけれど、先生方とも相談しながらより良い方向性に持って行けるようにしなければならない。
今月のヤンクミとの演奏会が終わったら、早速ウィーンでのレッスン曲と、今年末リサイタルのシューマンの練習に取り掛からなければならない。
シューマンも、確実にウィーンへのレッスンに持って行く。


ヤンクミとも、シューマンを一度がっつり一緒に演奏する事を話した。
ヤンクミは、私の「歌で表現する」という心意気を、一番最初に見つけてくれたピアニストである。
彼女自身、非常に大きな困難や苦労を抱えて乗り越えながら、ピアノを弾き続けている。
これからも、一緒に演奏活動を続けて行こうと考えている。
私の大切なパートナーである。
ウィーンで、ヤンクミに恥ずかしくないように、きっちりレッスンを受けて、自分自身に出来る限りのシューマンを演奏出来るようになって、ヤンクミと一緒に演奏出来るようになりたい。


親父の借金問題は、弁護士さんが非常に優秀、有能な方で、協議の方向性としては決して悪く無い。
今の所は。
職場のシングルマザー後輩も、今の所順調で、後は出産する病院を早めに決めて外来フォロー出来るようにする事で、落ち着いている。子育てに関しては、子供のいる他の看護師にお願いしている(笑)
今度、日本橋の水天宮に行って、お守りでも購入して来ようと考えている。
私は、今年自分用に学業成就のお守りを購入した。
職場の友人に、東京大神宮で、縁結びのお守りと幸運お守りを頂いた(笑)
縁結びのお守りは今の所まだ効力は発揮されていないようだが、お守りって結構心強いものである。
青森の親友が、親父の住民票移動や戸籍関連の書類で色々と協力してくれたので、東京大神宮の縁結びのお守りを今度送ってあげようと、考えている(爆)


今年は、風邪をひかずに喉を万全な状態にして、演奏会に臨みたいと考えている。
新しい目標達成のためには、もう少しの間、歌っていたいと考えている。

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