本日、3ヶ月振りの教授のレッスン。
昨日は、地震直後にも拘わらずコンサートがあり、友人を誘って訪れた。
教授も大変喜んで下さった。
ソリストだったプロのソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン歌手の中で唯一友人も含めて私もドン引きしたのが、メゾ・ソプラノ歌手。先日まで海外で歌っていたらしいが、あまりに聞くに堪えない発声だったので、本日教授にメゾ・ソプラノ歌手のソリストについて尋ねた。体調が悪かったのかと思いきや、ところがどっこい、
「ただの練習不足ですね。プロは言い訳になりません。もうクビ」
と教授の一言。教授、厳し〜〜〜・・・^^;

今日は歯科の治療中ですぐにインプラント出来ないのでブリッジでのレッスンとなった。が、教授からは、
「ブリッジか本当の歯かわかりませんね」
という程、ブリッジの出来が良かったらしい。歯科医師は、口は超最悪に悪いがどうやら腕は確からしい(超苦笑)

今日は3ヶ月振りのレッスンだったのだが、教授の呼吸法レッスンだけはずっと続けて自己練習を行なっていたので、呼吸法のレッスンを以前のメニューである程度受けて見ても、以前と比較しても呼吸法としては3ヵ月前にレッスンを受けていた時とほぼ変化無し、という事で今日の呼吸法は3ヶ月前のレッスンよりも難易度がアップした。呼吸訓練も、8分や16分のマルカート呼吸の連続になり、十数回同じ呼吸を行なうだけでも途中で呼吸が崩れる程に難易度がアップした。それでも前回レッスンよりも格段に呼吸法練習の難易度がアップしたので、教授からは、
「ご自分で練習する時には、特に基礎練習と応用練習を重点的に。曲も1ページ位ずつ進めて行って、飽くまでも一辺に全部を練習しないように」
との事だった。
今日は地震の影響もあってか、私以外のレッスンが総てキャンセルになってしまったせいもあり、教授もかなりゆっくり余裕でレッスンしてくださった。いつもよりも多いバリエーションでの呼吸練習で、室内暖房無しでも汗をかくほどの呼吸法レッスン。それでも、教授の呼吸法レッスンの効果があってか、本当は今月知人の非公開の演奏会で、ヘンデルのオペラ・アリアで1曲コントラルトの役のアリアを歌う予定だった。それ位、中低音域が非常に響くようになり声量もアップしたのだ。残念ながら地震の影響でその演奏会は中止になってしまったが、機会があれば是非歌いたいと考えている。
今日の呼吸練習の他に、私以外の生徒さんのレッスンがドタキャンになってしまったためか、教授はいつもの呼吸法レッスンの他に今日は少し曲も歌ってみましょう、という事になった。そこで呼吸法レッスンの他に発声練習も加わった。その発声練習の時に、教授から思いもよらない言葉を頂いた。ド真ん中Cの下の音域の発声練習の時の事だった。教授曰く、

「あなたは非常に低い音域まで声が出ている。私にもこの低音は出せない。私よりも低い音域が出ている。私が今迄何十年も沢山の生徒を外国人も含めてレッスン見てきましたが、ソプラノでここまで低い音域の声が出る生徒は生れて初めてです。これは相当に長い声帯をお持ちであるという事。声帯というのは身体の楽器であり、私達人間は造る事が出来ません。持って生まれた楽器なので変えようが無い。それでこんなに貴重な楽器をお持ちであるという事は本当に恵まれた事です。あなたの今後が非常に楽しみです!!!!!」

と仰られて、超ビックリ。嬉しいやら恥ずかしいやらで、何と御返事申し上げて良いのか正直困った(激爆)ただただ、ありがとうございます、そう言って頂けたのは初めてです、嬉しいです、の繰り返し(猛爆)でも、私がソプラノである事は、音域では無く声の音色で決定されるべき事と教授が仰ったので、やはり私は基本的にはソプラノである。ただ、ウィーンのレッスンでウィーンのN先生にも、

「随分低い音程まで声が出ますね」

と指摘されていた。それを教授に御説明申し上げたら非常に納得されていた。
これを何とか良い方向性で活かす事の出来るようなレパートリー作りを心掛けたい。
教授は、来年ヨーロッパに演奏会に行かれる御予定があるとの事で、

「来年、是非御一緒にヨーロッパに行けたらいいですねえぇ〜」

と仰せだった。もう、ただただビックリ・・・・・(ア然)
まあ、荷物持ちくらいは喜んで〜\(^-^)/だけど、そんな風に教授に言って頂けるとは思っても考えても見なかったので、今日は思わず口から心臓が飛び出しそ〜なレッスンだった。

昨日の演奏会は一緒に行った友人達も非常に喜んでくれた。特にソリストのテノール歌手が大人気で、友人もとっても素晴らしいと言って演奏会を楽しんでくれていたので、演奏会にお声をかけて下さった御礼にゴディバの新製品チョコをお土産にお持ちした。
酒よりも甘いものがお好きだという事(酒は飲めないならしい・・・)なので、丁度良い少し遅れたバレンタインデーのプレゼントにもなって、良かった。

最後に、友人で声楽のレッスンを始めて1年に満たない若いテノール君が、今のレッスンに行き詰っていて歌う事が辛くなっていて、いっそ個人レッスンよりも合唱団もいいかも・・・と言っていたので、教授の合唱団の入団資格についてお尋ねしたら、初心者でも全く構わないので自分に適したと感じる合唱団に来られるといいです、と丁寧な御返事を頂戴した。勿論、声楽のレッスン初めは迷う事も行き詰る事も多いだろうけれど、私も友人のソプラノさんも、若いテノール君に声楽を諦めてしまって欲しく無い!!!という気持ちが強かったので、これで少しでも選択肢が増えて声楽を続ける契機になってくれたら嬉しいなあぁ・・・と考えている。

それにしても、自分の声帯がそんなに長いとは、誰も考えない・・・・・(^_^;)
指摘されて、超ビックリ〜〜〜〜〜・・・・・(滝汗)
まあ、非常に嬉しい事には間違いない・・・・・・・・・・(照)
でも、声帯が長くて、今後どんな事が楽しみなのだろうか・・・・・・・・・・(謎)