私がオクレール先生に言った事は、
「自分の声に対する認識を変えないといけないのではないか?」
という事だった。スピントだからスピントの曲だけ歌うのでは駄目で、ちゃんとしたスピントになるためには鍛える方法論を変えなければならないのだと考えたからだ。しかし、オクレール先生からは私が予想もしないような答えが返って来た。『あなたはコロラトゥーラやレッジェーロでは無いし、リリコより太いなら・・・、消去法でも限られてくるからねぇ。でも別に認識は変える必要は無いんじゃない?正しい発声をしていれば自然に声はそのように育ちますからね〜』
絶句。声楽の勉強始めて8年目になるが、こんな事を言った先生はオクレール先生が初めてである。マジでピアニストなんかい???と思う程である。それで、もう声質にこだわるのは止めた。私が目指すべきは声質というよりも《正しい発声》だから。まず、ミルヒー先生やオクレール先生の消去法は間違っている事は無いと考えられる。しかし、オクレール先生の一言で声質に対する迷いが晴れた気がする。
だから、もうヴィオレッタもジルダもアレルギー反応なくても勉強出来そうな気がする。まあ、出来如何は別としても(自爆)