本日16時から今年最初で2回目のピアニストとの合わせだった。12:30からスタジオ予約していたんだけど寝坊して13:00にスタジオ到着今日は歌い込む事では無く発声のポジションを高く上げる事だけに集中した。発声練習にいつもの倍時間をかけて、歌った曲は発声のポジションが上がりやすい3曲【我汝を愛する】【野薔薇】【トゥーレの王】だけ。練習を終えてスタジオを出た時は、まるで演奏会会場に向かう意気込みで(爆)、鼻息も荒く(苦笑)、一体何しに行くんだか分からない程緊張していた。電車待ちもバス待ちも深呼吸を繰り返し、傍から見たらまるっきり「変な人」だった。
ピアニスト宅に着いて新年の御挨拶をしてすぐにピアニストに、
『すぐ歌います?』
と尋ねられたので、
「発声練習して来ました」と言ったら速攻合わせ練習が始まった
今回のピアニストの先生はどちらかと言うとオクレール先生に限りなく近い。どういう伴奏がしたいか、声という楽器がどう音楽を作れば曲そのものが活きるか、という事をはっきり指摘される。それと同時に、ピアニスト自身が考える音楽性や形式にはあまり固執しない。例え楽譜通りじゃなくても実際に演奏されている録音に柔軟に対応した伴奏をしてくれた。
【野薔薇】などは楽譜には無いくらい、そして模範演奏としてお渡ししたアンネ・ゾフィー・フォン・オッターの録音とも相当違う歌い方をしたにも拘わらず、非常に敏感に反応対処して伴奏して下さった。というか、今回歌う9曲はかなり相当歌い込んだせいか、ピアニストにお渡しした模範演奏テープとは非常に異なる歌唱になって来てしまった。ノーマンが歌う【湖上にて】すら、かなり自分流の歌い方になって来たと思う。
それは進歩なのだろうか。恐らく退化では無いと思う。もしベートーベンやシューベルトの演奏法と掛け離れたものなら、まず谷岡先生が指摘するだろうし、ピアニストも黙ってはいないだろう。取り敢えず、1曲2〜3度繰り返しながら合わせ練習を9曲一通り終えた。 一番時間が掛かったのは【菩提樹】と【フィデリオ】マルツェリーネのアリア。流石に難曲だけの事はある。私自身のリズム感の悪さもかなり良くないのだが、ピアニストいわく、
『菩提樹は魔王並に難曲だから』
との事だった。私自身も最近は【トゥーレの王】【菩提樹】は、良くもまあ谷岡先生が許可してくれたもんだと考えるだけで先生方の偉大な寛容さに敬服脱帽の思いがする(爆)多分1時間半は掛かったと思う。