一昨日まで丸々一週間夜勤で、しかも最後の朝に患者さんがまたしても急変した。ヘトヘトだったが昨日と今日は珍しく2連休だったから、昨日はいつもの通りスタジオ4時間自己練習、その後はリサイタルを開くギャラリーカフェでリサイタルに使うMC用原稿を作成した。シューベルトに関しては録音も多く本も読んで多少アナリーゼはやったので余り問題無かったのだが、ベートーベン歌曲の資料が全く無く非常に困惑した。今日、谷岡先生のレッスンでMC用原稿をチェックして頂かなければならなかったので昨日自宅に帰ってから慌ててネットでベートーベンのサイトを探しまくったのだが、ベートーベン歌曲に関する解説は皆無。今更青山や銀座に行く事も出来なかったので、【我汝を愛する】が作曲された時期のベートーベンの状況から歌曲の解説原稿を無理矢理作ったカンジ(滝汗)
帰り際ギャラリーカフェのプロデューサーに、2月のリサイタルに音楽関係の方々にも招待を出したと言われた。確かに素晴らしいピアニストも紹介して頂いたのだが、今回は初めてのリサイタルという事もあり、友人など少ない身内だけの人達だけ招待する予定だった。しかし、プロの演奏家や音楽関係者も呼ばれるとは、話が大き過ぎる。
一応リサイタルは無料だが、もう自分でもどうしたら良いのか解らないくらい困惑している。恥をかくのは私だけでは無く、先生方々やピアニストにも御迷惑が掛かってしまってはと考えると休んではいられない。かと言って凹んでいる場合でもなければ諦める訳にも行かない。
昨日は早めに帰って早めに休んだ。今日は今年初めてのハリセン先生&谷岡先生御夫婦揃ってのダブルレッスンだったからだ。早く休んだのに朝4〜5時に目が覚めて眠れず、朝7時には起きなければならなかったのに目が覚めたら8時を過ぎていた。慌ててシャワーを浴びて家を飛び出して駅からタクシーでようやく9:30のレッスンにギリで間に合ったのだが、先生宅に到着した時点で既に疲労困憊だった。軽くストレッチをしてから発声を行い、久しぶりにハリセン先生のレッスンが始まった。ハリセン先生にはまだ一度もリサイタル曲9曲のレッスンを見て貰っていなかったのでかなり緊張した。約1時間半くらいかけて9曲通した。以前に比べて音程も良くなったしまとまって歌えるようになったとは言って頂いたが、流石にハリセン先生はその程度では済ませてはくれない。ドイツ語や高音の響きなど、かなり細かいチェックが1曲1曲入って来た。