2月15日初リサイタル終了後から4日連続夜勤だったので、かなり疲労困憊だった。本番前まで3日間休日だったが、休んでいた訳では無くかなり緊張状態で歌いまくり動き回っていたので、体を休めていなかった。リサイタル本番が終わった後も緊張と興奮がなかなか途切れなかったのでその後の4日連続夜勤は普段の何倍もハードだった。昨日ようやく夜勤明けで朝にギャラリーカフェに預かって貰っていたドレスや靴やアクセサリーを取りに行ったのだが、どうやら私は相当疲れていたらしくギャラリーカフェのオーナーとプロデューサーがかなり心配していた。確かに自分でもかなり疲労感は感じていたのだが、そんなにヒドいとは思ってなかったので何だかお二人に御心配をおかけしてしまって大変申し訳ない事をしてしまった。自宅に着いてすぐに気絶状態で夜まで眠った。夜中近くなってようやく目が醒めた。かなり眠りはしたが体が動かない。でもやらなければならない事は相変わらず山程ある。ウィーンへ行く準備、ヘンデルの練習再開、シューマンのリサイタル用選曲、音源の作成、楽譜の作成とチェックなど挙げるとキリが無い程作業が多い。体は動かないし頭は働かないし眠い、でもここで怠ける訳にはいかない。
まず今日の休日をどうしようか悩んだ。もう3ヶ月まともに1日家にいた事が無い。せめて1日くらい家で寝て過ごしたいがウィーンを目前に控えている事、初リサイタルのためにイタリアオペラのレッスンが3ヶ月近く滞っている事など、涙が出そうな位辛いがお世辞にも例え1日たりとものんびり家で寝てるヒマなぞ何処を探しても見つからなかった。仕方が無いのでスタジオに予約を入れた。それでもいつもは4時間だが流石に3時間に減らした。ウィーンへレッスンに持って行く曲として、モーツァルト2曲とシューベルト1曲を勉強し直さなくてはならないし、ヘンデルの勉強をを早く再開しなくてはならない焦りがある。今年はヘンデル没後250年メモリアルイヤーで今年末にはヘンデルオンリーのプログラムでリサイタルを開きたい。リサイタル開催まで時間はあるが、今回のヘンデル・プログラムはヘンデルを歌ってみる事が目標なのでは無い。以前演奏会でヘンデルのオペラアリア5曲歌った事があるので、今回の目標は更に上を目指さなければならない。いかにベルカントでヘンデルを歌う事が出来るか、その1点に尽きる。このブログにも何度か書いているが、今年のヘンデル・プログラムはベルカント勉強のためだけに考えた。