16日月曜日の朝の電車はめっちゃ混んでいた。大荷物を抱えた私はサラリーマンに冷たい眼差しで睨まれながら新宿に到着。成田エクスプレスに乗ろうと思ったら乗り換え時間約5分、特急券が買えない!!!でも、成田空港も15年前に一度行ったきり、迷って飛行機に乗り遅れたらシャレにならん!ちゅ〜こって成田エクスプレスに無理矢理特急券無しで乗り込み、ドア口付近で乗務員さんを待ったが乗務員さんが来ない!東京駅を過ぎてようやく乗務員さんに遭遇(滝涙)すがるような目で「特急券買えませんでした〜」と泣き付くと、優しく丁寧に『こちらへどうぞ』と席に案内してくれた。何しろ興奮状態で2時間しか寝ていなかったので、かなりキツかった。しかも、オーストリア航空が成田第一なのか第二なのかも分からず成田エクスプレスに乗ったので、成田に着いた時はまるでウィーンに到着したみたいに嬉しかった(阿呆)成田でチェックインしたのだが慌てていてペットボトルは捨てたが先生のお土産の日本酒の存在をすっかり忘れていて荷物チェックで引っかかり、再度チェックインカウンターで日本酒を預かってもらい再度ボディチェック。不眠で頭は働かず汗だくで、何とか搭乗ゲートまで辿り着いた(馬鹿)
ウィーンに着いたら夕方なので先に眠ってウィーン到着時刻の5〜6時間前には機内で起きていないとウィーンに着いてから眠れない。しかし、離陸時は余りに嬉しくてず〜っと泣きっ放し。自分は本当にウィーンに行って歌の勉強が出来ると思ったら、涙が溢れて止まらなかった。飛行機が離陸した瞬間、自分の背中にもまるで大きな翼が生えたような気がした。暫く興奮状態だったが不眠は声帯に最も苛酷な負担がかかる。機内食を食べてワインを飲んですぐ爆睡。5時間くらい眠って目が覚めた。さあ、楽譜をチェックせねば。ウィーンの先生方々にどんなレッスンをして頂けるのか想像も付かない。ドイツ語の発音だけ直されて終わりかも知れない。もともとアマチュアだし。でも、幾らアマチュアだってアマチュアにはアマチュアなりの意地はある。ウィーンの教授達に『この人は本当にアマチュアか?』と思わせたい。勉強不足とだけは思われたくない。とゆ〜事で楽譜チェック開始。機内サービスはかなり嬉しい♪流石に国内線とは違う。オーストリア人のキャビンアテンダントさんが来る度にワインを注文した。でもここで非常に重要かつ厳しい現実があった。私はドイツ語が話せないというかなり深刻な問題である。