早速コンチェルトハウスを出た後、休む間も無く今度は谷岡先生の先生でウィーンでオペラ評論家でもあり通訳のM先生の御主人でもあるN先生のレッスンへ向かう。N先生&M先生のオフィスに歩いて向かう途中、M先生に聞かれた。
『あなた、メゾじゃないの???』
日本人にしてはやや太めな声で最近は中音域が響くようになって来たのでドイツ歌曲はモノによっては中声用で歌う事も多い。だからかな?
M先生は道を歩きながらしきりに、
『あなたね〜大変なお仕事してるのにね〜良くここまで勉強してきたわね〜よっぽど歌好きなのね〜』
を連発。あはは、よっぽど好きじゃなかったらウィーンまで来ませんってば・・・(笑)
N先生&M先生のオフィスに到着。サマンサという可愛い猫ちゃんがお出迎えしてくれた。ちなみに三毛猫♪
N先生が、私のお土産のお蕎麦を大変喜んで下さった。M先生のお土産の日本酒もお好きだそうで、ウィーン在住のスコットランド人で蕎麦と日本酒が好物・・・・・(意味不)早速道すがらM先生が話していた、私がソプラノかメゾかの話になった。まず発声を見て貰った。と、その前にN先生にいきなり質問された。
『まず、あなたが考える発声のポイントを言ってみて下さい』
・・・・・・・・・・(滝汗)
誰だあああぁぁぁ〜〜〜!!!日本人はドイツ語の発音直されるレッスンが殆どだって教えてくれた方々はあああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!とムンクのように心の中で絶叫していた事をN先生もM先生も知らない(核爆)全く想定外のレッスン展開にドン引きしながら何とか答えた。
「下腹部・両下肢の支え、体幹の適度な支え、力を入れ過ぎず脱力しすぎない支え、頭頂よりも高いポジション、下肢と下腹部の支えと頭より高いポジションで横隔膜と呼吸筋と声帯を調整しながらブレスを送り声を頭蓋骨で響かせる」
で、何とかN先生からOKが出た。嗚呼、看護師やっててかなり救われたカンジ(激爆)
発声チェック後、N先生からやはり私はソプラノという事で一件落着。発声で3点Esまで出ました。人生初。M先生から、『まだまだ上まで出そうよね〜♪』
と言われてかな〜り蒼冷めた(滝汗)
N先生から発声についてのチェックがされた。
『発声中にピアノの鍵盤を見ながら発声する事は止めましょう。鼻から息を吸わないように、前胸部に力が入ってしまうから、あなたは決して頑張らない事、声は自然に出るのだから声に仕事をさせましょう、あなたは声を出す事以外は何もしないで』