ベートーベン【我汝を愛する】を通して歌い終わって、N先生が一言ドイツ語で、
『美しい』
と言って下さった。M先生も、
『やっぱ、あなた歌が上手いわ、充分聴かせて貰ったわ』
と仰っられた。このベートーベン【我汝を愛する】は、ハリセン先生も嫌がる名曲中の名曲で難曲中の難曲。私はこの曲を自分のレパートリーにしたいので、もっともっとビシバシ鍛え直されるつもりでかなり鼻息も荒かった。今回レッスンが受けられなかったら、次回ウィーンに来た時にレッスンを受けるつもりでいたのだが、かなり固まったとゆ〜か拍子抜けしたとゆ〜か・・・(滝汗)取り敢えずこのベートーベン【我汝を愛する】は私に合っている曲なんだろうか・・・という事で引き続き日本で勉強を続けてきちんと自分自身のレパートリーに出来そうだ。
これで3日間のN先生のレッスンは終了した。お礼を言うとM先生から、
『明日日本への帰国の飛行機がお昼だから、ウィーン国際空港まで車で送って行くけど、午前中にもしあなたが良ければもう1回レッスンする時間がある。私(M先生)は仕事でいないから通訳無しで少ないドイツ語と英語で何とかやってもらうしか無いけどどうする?』とお話があり、勿論是非お願いしたいと伝えた。
明日朝9時半にペンションの下にN先生が迎えに来て下さるという事で、今日最後のレッスンになるB先生のコンチェルトハウスに向かった。
M先生とコンチェルトハウスへの道を歩きながら色々と話した。明日のN先生のレッスンは何が良いか?そう言えばモーツァルト『ルイーゼ』のレッスンが時間切れでかなり中途半端だったので再度『ルイーゼ』のレッスンでも良いのでは、と。そのうち、来年ウィーンの教会で歌うバッハの曲の話になった。M先生から、教会はそれ程大きな教会では無い事、オルガンで通奏低音の伴奏くらいなのでバッハのカンタータやシュメッリ歌曲集などの小さい曲の方が良いと説明された。私自身、バッハのカンタータは曲数が多過ぎる事で余り手を付けられる状態では無いのでカンタータはいずれ勉強する事にしても今は寧ろバッハのシュメッリ歌曲集に興味がある事をM先生にお話した。ただし、私の場合ピアノを習った事が無いのでピアノが弾けない事、そして何よりも初見の勉強をした事が無いので初見が出来ない事、だからまずバッハのシュメッリ歌曲集の楽譜はウィーンで購入するとしても、日本に帰ったらまずシュメッリ歌曲集の録音を探して見つけてから譜読みしなければならない。