昨日夜勤明けだったのだが、リサイタルでピアノ伴奏をして下さったピアニスト先生のお教室発表会を聴きに行って来た。本当なら私も出て歌う事を勧められていたのだが、ウィーンでの長期休暇(?)とゴールデンウイークとで休みの希望が却下された(苦笑)せめて聴きに行きたいと思って夜勤明け2時間睡眠で駆け付けた。
コンサート前半は小学生までのお子ちゃま、中半にピアニスト先生とジュリアード首席卒ヴァイオリニストのブラームスのソナタとサラサーテ【ツィゴイネルワイゼン】、後半は大人の部で、最後にピアニスト先生がショパンのノクターンとバラード3番を弾いた。
ピアニスト先生のお教室発表会なので、客席もとても賑やかだった(笑)子供もホントに色々なんだなあぁ〜と聴いてみて感心した。もの凄く緊張してる子、なに気にサラっと弾く子、楽しそうに弾く子、etc・・・・・。そんなにバリバリの天才肌の子供はいない気がしたが丁寧に弾いている子の演奏は非常に好感が持てた。これは技術的な事というよりも寧ろ、ピアノが好きとか曲が好きとかそういう事なんだなあぁ〜ととても実感した。まあこれは私自身の感じ方や好みなのかも知れないが、子供の演奏はストレートに聴き手に伝わって来た。
ピアニスト先生とヴァイオリニストのブラームスとサラサーテは相変わらずノリノリで(笑)、それでも少しだけ不思議な感じがした。初めてお二人の演奏を聴いた時には本当に凄くて別世界の演奏家の音楽に感じたのだが、今回それが無かった。ちょっと不思議な感覚だった。同じ世界の人々というか、先生方のカテゴライズされた演奏の世界の端っ切れに手を触れられたというか、上手く表現出来ないけれどそんなカンジが少しだけした。ウィーンの影響だろうか?でも、それは少しおこがましい感じもした。途中、子供と大人10人でグラスハーモニウムの合奏があった。お子ちゃまのピアノ発表会だけあって父兄の観客が多少賑やかだった。グラスハーモニウムの演奏は本当に耳を澄ませて聴かなければ聞こえないくらいの音だった。すぐに会場は静まり返った。ピアニスト先生が指揮して仰っしゃっていたのだが、普通に家庭で使っているグラスを持って来て演奏しているという事だっただが、本当にシンプルな楽器のシンプルな響だけという音楽は、なんて美しいのだろうと思い、思わず涙が流れた。楽器は色々ある。ピアノも歌もグラスハーモニウムと同じ楽器だけど、美しい響って人の心を打つのだととても感動した。