先日、近所の回転寿司でしこたま酒を呑んでからギャラリーカフェに行った(笑)多少酔っ払っていたのでかなり機嫌がよかった。最近仕事が忙しかったのでギャラリーカフェは暫く御無沙汰だったのだが、展示作品が変わっていた。水彩画や油絵や日本画が展示してあったのだが、その中にギャラリーカフェのプロデューサーの絵が数点あった。以前、私が喉を痛めて歌う事が出来ず相当苦しんでいた時にギャラリーカフェの会場設定を手伝った事があるのだが、その時ギャラリーカフェのプロデューサーが私に『私の絵で良かったら気に入ったの1枚プレゼントするわよ』
と言って頂けたので本当なら絵を1枚戴く予定だったのだが、酔っ払ってギャラリーカフェに行ったら、戴く予定の絵よりももっと気に入ってしまった絵を見つけてしまった(笑)プロデューサーは馬の絵を得意としているのだが、重厚な額縁に躍動感溢れる馬の顔に金箔・銀箔が施してある。絵のサイズも私の兎小屋サイズの部屋でも大丈夫なコンパクトさ。これは千載一遇の《出逢い》と思い、酔っ払いながらもその場でお買い上げ〜♪とゆ〜事になった。プロデューサーはプレゼントすると言ってくれたが、私はちゃんと支払いさせて欲しいとお願いした。

やはりプロの芸術家にはきちんとした対価をお支払いするべきだと思う事、ちゃんとお金を払った方が大切にするであろう事、自分自身にとって大切な事と考えている事に使うお金は〔散財〕とは言わないという事。それが私のお約束なので、その場で現金払いして来た(爆)でも、ギャラリーカフェの社長とプロデューサーが余りにも恐縮していらっしゃったので、私の方から一つだけお願いした。数年前に私が雑誌を見て描いた絵が1枚残っているので、プロデューサーにその絵を見て欲しいと頼んだ。その絵は水彩画用のスケッチブックに鉛筆だけで簡単に描いたデッサンみたいなものなのだが、かの有名なソプラノ歌手《マリア・カラス》を描いたものだった。本来ならば恥ずかしくて人様の前にお出しする事は憚られるのだが、私がまだ20歳代で主婦をしていた頃に画材店で働いて絵の額装の仕事をしていた事もあり、絵は全くの独学(笑)だったのでせめてプロの方に見て頂けるのならと思いお願いしてみたらプロデューサーがOKして下さった。ただスケッチブックが大きめだったので持ち歩くのが面倒く、昨日の夜勤明けで自分の描いたマリア・カラスの絵を携帯電話で写メにしてギャラリーカフェに持って行った。