だから私もミルヒー先生に話した。「前にヴェルディ歌った時にまだ響きが太いって言われたので・・・それでなるべく響きを細くしようとかなり心掛けたので・・・」ミルヒー先生には内緒だが、ドイツ歌曲とドイツオペラアリアの初リサイタルでかなり声を細く仕上げる事に務めた事も恐らく無関係では無いだろうが。
『そういう細さじゃないのよ。クレオパトラ歌うのよ!クレオパトラなんだから、思いっ切り出来る限り声出して!』
と言われてかなりドン引きしたのだが、かなり久しぶりに声の響きを細くする事に神経質にならなくても良いのかあぁ〜♪と思い喜び勇んで声を出したら、ミルヒー先生から一発OK(爆)これだけの太さの声をきちんと響かせようと思ったらぶっ倒れる位の体を支える力が必要なのだが、具合いが悪いにも拘わらずクレオパトラを歌っていて非常に心地良かった。今更ながら、ミルヒー先生が私の声質を《スピント》と評価して下さった事に得心がいく、そんな思いを強く持った。
恐らく、先日の初リサイタルであれ程までに苦しんでいなければ初リサイタルを歌い切る事も不可能だったし、イタリアオペラのレッスンをこれだけ休んだ後に今日のように歌う事もミルヒー先生の評価も無かっただろう。続きを読む
『そういう細さじゃないのよ。クレオパトラ歌うのよ!クレオパトラなんだから、思いっ切り出来る限り声出して!』
と言われてかなりドン引きしたのだが、かなり久しぶりに声の響きを細くする事に神経質にならなくても良いのかあぁ〜♪と思い喜び勇んで声を出したら、ミルヒー先生から一発OK(爆)これだけの太さの声をきちんと響かせようと思ったらぶっ倒れる位の体を支える力が必要なのだが、具合いが悪いにも拘わらずクレオパトラを歌っていて非常に心地良かった。今更ながら、ミルヒー先生が私の声質を《スピント》と評価して下さった事に得心がいく、そんな思いを強く持った。
恐らく、先日の初リサイタルであれ程までに苦しんでいなければ初リサイタルを歌い切る事も不可能だったし、イタリアオペラのレッスンをこれだけ休んだ後に今日のように歌う事もミルヒー先生の評価も無かっただろう。続きを読む